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消化管の診断に使われる用語の意味③|大和高田市 ふれあい鍼灸整骨院

2017.03.27 | Category: 健康のマメ知識

今回も引き続き消化器の診断に使われる用語の意味を紹介していきます(*^_^*)

逆流性食道炎

胃液の食道への逆流により、食道粘膜が傷害された状態です。次の6つに分類されます。

①GradeN:内視鏡的に変化を認めないもの

②GradeM:色調変化型

③GradenA:長径が5mmを超えない粘膜傷害のあるもの

④GradenC:少なくとも1カ所の粘膜傷害は2条以上の粘膜ひだに連続して広がっているが、全周の3/4を超えないもの

⑤GradenD:全周の3/4以上にわたる粘膜障害

食道アカラシア

食道と胃の接合部の筋肉の過度の収縮状態をいいます。筋肉の異常ですので、改善は見られません。内視鏡では診断がつかないことも多いのですが、上部消化管X線検査で診断が可能です。通過障害がひどくなると、食べ物が飲み込みにくくなる、吐いてしまうといったん症状が徐々に悪化します。一回の食事量は少なめにし、時間をかけて食べさせてあげてください。内服薬で症状を改善させる方法やn内視鏡的に狭い部分を拡張させる方法がありますが、一時的なことが多いので手術を行うことが多いです。

食道炎

カビ、薬剤、胃液の逆流などにより、食道粘膜が赤くただれた病変です。

食道外腫瘍

食道壁周囲の気管支などの臓器より発生した腫瘍です。

食道潰瘍

食道に起こる限局性の組織欠損です。

食道拡張

通常障害がひごくなると食べ物を飲み見込みにくくなる、吐いてしまうという症状が徐々に悪化します。通常障害の原因が、がんであることもあります。外部からの圧排であれば、それを確認するためにCTなどに追加検査が必要です。

食道憩室

食道の壁が増殖し、内部に突出、もしくは変形している状態です。通常障害があると、吐き気、嘔吐や食べ物が飲み込みにくいなどの症状が現れます。内視鏡検査で腫瘍の状態や、良性か悪性かを検索する必要があります。