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急性・慢性肝炎、肝硬変、肝がんについて知っておきたいこと①|大和高田市 ふれあい鍼灸整骨院

2017.05.13 | Category: 健康のマメ知識

今回は肝炎、肝硬変、肝がんについて紹介したいと思います(^◇^)

はじめの自覚症状ははっきりしないことが多い

急性肝炎という名称の印象からか、症状が激しいもののように思われがちですが、発症当初の自覚症状は、風邪に似ており、発熱、食欲低下、吐き気、嘔吐などが主な症状です。

1週間ほどすると黄疸症状がでることがあります。この黄疸が、かぜか急性肝炎かの判断素材になります。

チェックポイントは「尿」で、黄疸が現われる数日前から、尿の色が濃褐色になります。「まるでビールのようだ」などと表現されることがありますが、泡も黄色みを帯びる点が違います。ふつうのかぜでは、泡まで黄色くなることはありません。

「かぜかな」と思わせる症状が出て、さらに尿の異変に気づいたら、安静を心がけるとともに医師の診断の診察を受けることが大切です。

ただ、症状の程度はまちまちです。ごく軽いまま経過する場合もありますが、きわめて重症な劇症肝炎では公費対象となり、入院による集中施術で命を取りとめなくてはまりません。

急性肝炎は慢性化することがある

ウイルス性の肝炎が6ヵ月以上にわたって継続している場合は、慢性肝炎と診断されます。なかでも慢性化しやすいのはC型肝炎で、次がB型肝炎です。A型肝炎は急性肝炎のみで、慢性化はしません。

ウイルス以外では、アルコール、薬物、自己免疫、代謝異常などでも、慢性肝炎を引き起こしやすくなります。

慢性肝炎を放置すると、肝硬変に進んでしまいます。肝硬変は、肝細胞が破壊され、線維化して肝臓全体が縮んで硬くなるものです。それでも、肝臓としての機能をはたしているうちは自覚症状が現れません。しかも、肝細胞が破壊されているためにAST・ALTの検査値が慢性肝炎よりも低くなる点が落とし穴です。