今回はHCV抗体を紹介したいと思います(^-^)
○HCV抗体とは
HCVは、「C型肝炎ウイルス」の省略です。これに感染すると、体内に生産される抗体がHCV抗体です。
ただし、この抗体があるからといって、C型肝炎に対する免疫ができてるとはいえません。
○この検査でわかること
C型肝炎ウイルスの感染の有無がわかります。
○検査結果の判定
陰性なら、C型肝炎の感染症は否定されます。ただし、HCV抗体は感染から1カ月ほど経過しないと陽性反応が出ませんから、感染直後に検査した場合は、陰性となることがあります。
HCV抗体が陽性の場合は、これまでにC型肝炎ウイルスに感染したことを意味します。
現在、体内にウイルスが存在するかどうかは、HCV-RNA検査を行って確認します。
HCV抗体が陽性で、AST・ALTが高値の場合は、C型肝炎である可能性が高いと考えられます。
ウイルスには6つのタイプがあります。そのタイプによってインターフェロモン施術の反応も変わってきますので、C型肝炎と分かった場合は、そのタイプ検索を行います。
○関連検査
AST・ALTなどの各種肝機能検査、上腹部超音波検査、血小板
○精密検査が必要な場合
C型肝炎が発症すると、その半数前後が慢性肝炎に移行し、やがて肝硬変から肝がんに至ります。その傾向があれば、精密検査を行います。