今回は腹部血管造影検査を紹介したいと思います(^◇^)
○腹部血管造影検査とは
肝臓や消化器などの動脈血管を重点的に調べるもので、腹部動脈造影検査を重点的に調べるもので、腹部動脈造影検査とも呼んでいます。
造影剤を注入するカテーテルは、足の付け根の鼠径部から大腿動脈に挿入し、適切な場所まで押し入れてきます。そこで造影剤を注入し、コンピューター画像化して、写真撮影を行います。
腫瘍など見つかれば、薬を直接注入し、施術することも可能です。
○この検査でわかること
動脈の形状的な異常から、腫瘍の有無や良性・悪性の判別、病気は、肝、胆管、胆のう、膵臓などのがん、消化管出血などです。場合によっては施術を行うことができます。
○異常はこんな形で現われる
腫瘍部で血流が豊富になるので、画像上では血管が固まったように見えます。
そのほかに、出血の状態や血管の位置などの異常も明瞭に観察できます。
○ドクターズアドバイス
検査後は、カテーテルを抜いた部分から出血する危険性があるため、丸一日はベッドの上で安静にしていなければなりません。
そのときは、感染を予防する意味で、抗菌薬点滴も行われます。