今回は筋電図検査について紹介したいと思います(^u^)
○筋電図検査とは
筋肉は、収縮する際に微量の電流を発します。筋電図は、それをとらえて増幅させ、振幅を経時的に記録するものです。
障害がある部分の筋肉に電極針をさし、力をいれたり抜いたりして電流の流れ方を調べる方法を「針筋電図」といいます。」
また、手足の神経に電気的な刺激を与え、それが伝わる速度を測る「神経伝達検査」という方法もあります。筋肉を支配する神経に障害があるかどうかがわかります。
○この検査でわかること
検査結果のグラフの波形によって診断します。針筋電図の場合は、振幅が小さくて持続時間の短い波がでていれば筋肉の異常、振幅が大きくて持続時間の長い波がまばらに混じっていれば末梢神経系の異常、というように判断します。
○精密検査が必要な場合
筋肉の異常の場合、多発性筋炎や筋ジストロフィーなどが、神経の異常の場合は、末梢神経炎、糖尿病神経障害、筋委縮性側索硬化症などさまざまな病気が推定されます。
必要に応じて、推定される病気にかかる検査が適行なわれます。
○ドクターズアドバイス
神経速度検査では、2点間の神経の電気的な流れ具合を調べます。これは針をさす方法はとらず、複数の電極を肌に付着させる形で行ないます。したがって、痛みはありません。電極から微弱電流を流しますが、しびれるようなことはありません。