今回は子宮細胞診検査について紹介したいと思います(●^o^●)
○子宮細胞診検査とは
膣口から細い器具を挿入し、子宮頚部の粘膜や子宮内膜から細胞を採取して、顕微鏡で調べる検査です。細い綿棒やへらの先端を粘膜にこすりつけて採取する「擦過法」と、子宮体部から吸引する方法とがあります。
○この検査でわかること
子宮頚がんの検査結果は、これまでクラスⅠ~Ⅴの5段で表現されていました。この「クラス分類」は、医師が受検者に結果を伝えるには単純で便利なのですが、微妙な異常を分類しきれなかったり、「見落とし」につながることもあって、国際分類である「ベセスダシステム」に基づいた分類に変更されるようになりました。
○関連検査
「ヒトパピローマウイルス」検査は細胞診と同じ方法で行なわれますが、HPVに感染しているかどうかを調べます。
○精密検査が必要な場合
子宮膣部を拡大して見るコルポスコピー部分的に組織を採取する病理組織検査などを行ないます。
○ドクターズアドバイス
子宮頚がんは最近の20代の若い女性に急増していますが、その原因の大半はHPVというウイルスの感染によるものです。これは性交渉によって感染します。HPV自体はごくありふれたウイルスです。性交渉の経験のある健康な女性の約3割は、HPVを普通に保有しています。