今回は女性器の主な病気と対策について紹介したいと思います(●^o^●)
○原因は不明だがホルモンに関係する子宮筋腫
子宮筋腫は子宮の筋層に発生する腫瘍で、「筋層内筋腫」「漿膜下筋腫」「粘膜下筋腫」の3タイプがあります。
原因は不明ですが、女性ホルモンの影響で大きくなることがわかっています。そのため、成熟期に発育しやすく、妊娠すると大きくなり閉経を迎えると小さくなります。
ごく小さなものから胎児の頭ほどの大きなものまであり、多発性で数もさまざまです。従来は、40歳代の中年期から多く見られる病気とされてきましたが、最近は30歳代の若い女性にも発症が増えています。
○こんな自覚症状や異常があれば子宮筋腫が疑われる
・月経が長引き、出血量が多い
月経異常と月経困難症は子宮筋腫の二大症状です。粘膜下筋腫では、毎回、月経が10日近く続いたり、量が多くて外出 できなくなるほか、親指大以上のの血のかたまりがでることもあります。生理痛もひどくなります。
・貧血がおこる
月経過多に加えて不正出血が起こるため、貧血が起きます。
・下腹部のしこり
膀胱が圧迫されて頻尿になり、下腹部にしこりを感じます。
○年齢と筋腫の程度によって施術法は異なる
疑わしいときは産婦人科を受診します。まれに、出血過多の原因が子宮肉腫の場合もあり、判断が必要です。
子宮筋腫とわかれば、数か月おきに経過を観察しながら、ホルモン療法や貧血の施術を行ないます。
過多月経をともなう大きな筋腫で強度の貧血をきたすもの、あるいは、薬物療法で効果が期待できず、閉経まで数年以上ある場合は、手術を行ないます。