今回は、動悸が激しいについて紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
激しい運動のあとや精神的動揺がある場合などに胸がドキドキするのは、生留的な反応です。しかし、これらの場合でなく、ちょっとした軽い運動程度で起こり、冷えや汗や息切れをともなう場合は、心臓や循環器系の病気を疑います。また、イライラや不安感など精神的な要因が重なって起きたり、自分は心臓病ではないかと思い込むあまり、ひどくなる場合もあります。
<施術のポイント>
心臓病の疑いがあれば必ず専門医へ。精神的なものが原因となっている場合や軽い症状には、ツボ療法で対処できます。
まず、首の天柱、背中のけつ陰ゆと心ゆ、胸のだん中、みぞおちの巨けつなどをしっかり指圧します。いずれも血液の循環機能を整えます。手の神門やげき門も効果があります。指先の少衝、少沢をもむのも、胸苦しさをしずめるのに有効です。
<施術のすすめ方>
○神門
ドキドキしたらくり返し指圧を即、効果が期待できる
<位置>
手首の関節で手のひら川の小指寄りの端
<施術>
施術者はお客の手首を下からすくうようにして待ち、親指でツボを指圧する。3~5秒指圧して1~2秒休み、これを3~5回ほど繰り返す。動悸をしずめるのに即効性が高く、前腕部中央のげき門も同様に指圧すると効果的です。
○心ゆ
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり。
<施術>
施術者は、うつ伏せに寝かせたお客の背中に両手をつき、親指で左右のツボを同時に押す。すぐそばのけつ陰ゆと並んで循環器系の機能を整える効果があり、冷え、のぼせをともなう場合や、胸苦しさがある場合にもよく効くようです。
○だん中
心臓発作の施術にもよういられる動悸をしずめる大切なツボ
<位置>
左右の乳首を結んだ線のちょうご真ん中
<施術>
施術者は、仰向けの寝た状態のお客の胸の真ん中に両手を重ね、中指の先でくり返し指圧する。これは心臓発作の施術に効果のあるツボ。動悸に胸の痛みをともなう場合には、背中の肺ゆなどとあわせて指圧するとよい。