今回は、むくみ・腎臓病について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
むくみとは、体の組織、とくに皮下組織の中に水分が異常にたまった状態をいいます。健康な人でも疲れたときや血行不良のときには、軽いむくみが起こります。病気が原因で起こるむくみのうちで、高血圧症や心臓病などは体の末梢に出るのに対し、腎臓や泌尿器の病気では顔など、からだのやわらかいところに出ます。腎臓の病気の場合、むくみのほかに尿の両や回数が健康なときと異なりはじめ、全身のだるさを訴えます。さらに進むとたんぱく尿や血尿が出ることもあります。
<施術のポイント>
顔のむくみには手の曲池と合谷、足のむくみには足の三里と築ひん、三陰交、太けいなどの指圧が効果的です。血圧の異常でむくみがでている場合は頭の百会と天柱も有効です。腎臓病特有の症状をやわらげるには、腹部の水分、水道、中極、腰の腎ゆ、膀胱ゆなどを中心にその周辺のツボを指圧し、全体をマッサージします。疲れやだるさがある場合には、足の裏の湧泉をもみ押すとよいでしょう。
<施術のすすめ方>
○天柱
腎臓病の代表的な症状である、全身のだるさをやわらげる
<位置>
首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ
<施術>
施術者は、お客の頭を後ろから両手で包み込むようにし、親指でこねるようにツボをもみ押す。腎臓病の施術の場合、まずここをもみほぐすことから始めると、全身のだるさと疲労感をやわらげる効果があるようです。
○腎ゆ
からだの緊張をほぐし、全身に活力をつけるツボ
<位置>
いちばん下の肋骨の先端と同じ高さのところで、背骨をはさんだ両側
<施術>
施術者はお客をうつ伏せに寝かせ、両手の親指でゆっくり指圧する。これによって体の緊張がほぐれ、だるさと疲労感もやわらぐ。また、これは全身に活力をつけるツボでもあるようです。
○膀胱ゆ
泌尿器系の施術に欠かせなツボ、頻尿にも効果的です。
<位置>
臀部の平らな骨<仙骨>にある上から2番目のくぼみの指幅1本分ほど外側
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の腰に両手のひらをつき、お尻をかかえるようにして左右のツボを親指でやや力をこめて押す。頻尿などの症状がある場合にはとくによく効く。腰全体を軽くマッサージするとさらによい。
○水道
からだの余分な水分を調節して排出する機能を促進
<位置>
おへそから指幅2本分ほど外側のところを、さらに指幅4本分ほど下がったところ
<施術>
施術者は、人差し指・中指・薬指をそろえてお客の下腹部の脂肪が軽くへこむ程度に押す。からだの水分を調節する大切なツボ。からだの外に余分な水分を排出する機能を促進し、むくみをおさえるようです。
○中極
泌尿器系の症状に効果があるツボ、頻尿にもよく効く
<位置>
おへそから指幅4本分ほど指ア他のところ
<施術>
施術者は、仰向けい寝たお客の下腹部に両手の人差し指・中指・薬指の脂肪が軽くへこむ程度に押す。泌尿器系の諸症状をやわらげる効果があるツボで、頻尿にもよく効くようです。
○水分
からだの水分を調節する大切なツボ、むくみ・腎臓病によく効く
<位置>
両手の人差し指・中指・薬指をそろえてお客の腹部の脂肪が軽くへこむ程度に押す。からだの水分をコントロールする大切なツボ。水分過多によるむくみや、腎臓病などに対する施術効果がたいへんすぐれているようです。お灸も効果的です。