今回は湿疹・蕁麻疹について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
かゆみとともに皮膚が赤くなったり、ブツブツと発疹がでたりします。ひどくなると腫れたりただれたりして、熱をもつこともあります。かゆみを我慢できずにかきむしったりすると、皮膚がくづついて出血したり、膿がでたりして、さらに悪化します。
湿疹、蕁麻疹の原因はさまざまです。皮膚の直接的な刺激だけでなく、ときには食べ物や薬の服用、心身の疲労、日光や温度差なども関係し、とくにアレルギー体質の人によくみられます。
<施術のポイント>
全身のどの部分に発疹ができた場合でも、背中と腹部の各ツボは十分な刺激を与える必要があります。この場合、指圧もよいのですが、お灸など熱刺激の方が効果的です。湿疹、蕁麻疹の出た場所が顔の場合は百会、天柱、肩ぐう、手の場合は曲池、陽池、手の三里、肩や胸の場合は中府、肩井、足の場合は太けいなど足の各ツボも加えます。手の合谷はあらゆる場合に効果があります。アレルギー性の蕁麻疹の施術には首のつけ根の大椎が効果的です。
湿疹、蕁麻疹の出た場所が顔の場合は百会、天柱、肩ぐう、手の場合は曲池、陽池、手の三里、肩や胸の場合は中府、肩井、足の場合は太けいなど足の各ツボも加えます。手の合谷はあらゆる場合に効果があります。
○百会
湿疹・蕁麻疹が顔に出たらまずこのツボを刺激する
<位置>
両耳をまっすぐ上がった線と、見間の中央から上がった線が交差する、頭のてっぺん。
<施術>
施術者の頭を抱え込み、真っさ具からだの芯に抜けるように両手の親指で指圧する。天柱・肩ぐうなどとともに、湿疹や蕁麻疹が顔に出たときに用いるとよい。髪をかきわけてお灸をすえると効果が増す。
○大椎
アレルギー体質からくる皮膚の異常によく効くツボ
<位置>
首のつけ根の中心、頸椎の最下部
<施術>
片手でお客の背中を支えながらねるように押す。アレルギー体質で皮膚の弱い人の場合、このあたりがこっているので、よくほぐすとよい。お灸も効果的です。
○肩井
指圧をしても、お灸をしてもよいツボ、お灸で皮膚がうんだら回復をもって再度刺激を
<位置>
後ろ首の根もとと肩先の中間のところ
<施術>
施術者はお客の肩をつかむようにして、親指で強めにもみ押す。お灸も効果が高いが、この部分にちょうど湿疹や蕁麻疹があって、刺激が原因でうんだりたどを塗り、うみやただれが開腹するのを待って施術を続ける
○陽池
手にあらわれた湿疹・蕁麻疹によく効く
<位置>
手の甲側で、手首の曲がり眼の中央あたり
<施術>
手に湿疹・蕁麻疹が出たときに用いると効果があるツボ。手首を持って親指で強く刺激したり、お灸をすえたりして刺激を与える。お灸で皮膚がうんだりただれたりしたら、その回復を持って施術をくり返す。
○合谷
あらゆる湿疹・蕁麻疹の施術に用いて効果があるツボ
<位置>
手の甲の、親指と人差し指のつけ根の間
<施術>
施術者はお客の手首を片手で支え、もう一方の手でお客と握手するように、手の甲へ親指を食い込ませて強めに押す。お灸してもよく、あらゆる湿疹・蕁麻疹の施術によういて効果があるようです。
○太けい
蕁麻疹のできやすい人は、ふだんから指圧とマッサージを
<位置>
足の内くるぶしのすぐ後ろ側
<施術>
施術者はお客の足首を手のひらで包むようにして親指でツボをしっかり指圧する。蕁麻疹ができやすい人は、ふだんからこのツボや手首の陽池、足の三陰交などを指圧し、マッサージしておくとよいそうです。