今回はにきび・吹き出物について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
毛穴に小さな粒ができ、化膿してくるとまわりが赤く腫れて膿をもちます。炎症がひどいと痛みを感じ、治ったあとも深くえぐれて傷が残ることがあります。
にきび、吹き出物ができる原因はさまざまですが、ホルモンの増加や代謝異常などによって毛穴に脂肪や角質がつまり、そこへ細菌感染が起きてできる場合がほとんどです。
<施術のポイント>
ツボ療法では、体調を整え、皮膚の自然治癒力を高めることを目標にします。したがって体力増強と内蔵機能の促進に効果がある背中、腹部の各ツボの指圧は欠かせません。
皮膚の施術には主に大椎、肺ゆなどを用いますが、面庁など顔にできものがある場合は手の養老にお灸をすえると効果がみられます。また、手の合谷は頭と顔の症状に効果があります。
<施術のすすめ方>
○大椎
皮膚にできものがでやすい人は指圧やお灸で、このツボをていねいに施術する
<位置>
首のつけ根の中心で、頸椎の最下部
<施術>
片手でお客の背中をささえながら、もう一方の手の親指でツボをこねるように押す。お灸をすれうのも効果的。皮膚にできものができやすい人は、ふだんからこのツボを押したりたたいたりしたときにひどく痛むことが多い。その場合はとくにていねいに施術する。
○肺ゆ
背中の指圧で体調を整え皮膚の自然施術力を高める
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨<第3胸椎>をはさんだ両側のあたり
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。背中のほかの各ツボも同様に指圧し、背骨沿いのマッサージも加えて体調を整えると、皮膚の自然治癒力が高まるようです。
○合谷
よくもみ押してほぐしかおや頭の症状をやわらげる
<位置>
手の甲側の、親指と人差し指のつけ根の間
<施術>
施術者はお客の手首を片手で支え、もう一方の手でお客と握手するように、手の甲へ親指を食い込ませて押す。押したときにしこりがあって痛みが強く感じられるときは、よくもみほぐすとよい。これは、顔や頭の症状をやわらげるのに効果があるようです。