今回は、夜盲症について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
夜盲症とは就寝後のおもらし、おねしょのことです。3~4歳を過ぎても、いつまでもおねしょの場合は、精神的なものが原因となっていることが多いようです。
また、夜尿症の子供の冷え症の一種ということもできます。
<施術のポイント>
寝る前には水分を控え、たとえおもらししても、むやみに叱りつけたりしないように気をつけます。ツボ療法では腹部の関元、水分、中極、腰の腎ゆ、膀胱ゆなどを中心に各ツボを刺激します。指圧もよいですが、この場合、お灸がとくに効果的です。ただし、小さな子供ですから、市販の温灸を使用したり、熱くあいお灸をするようにします。そのほか、百会、肩井などの刺激は全身の機能を整え、足の各ツボは冷えに効きます。
<施術のすすめ方>
○腎ゆ
お尻へめぐる血行をよくし、夜盲症の子供に多くみられる腰から下の部分の冷えをやわらげる
<位置>
いちばん下の肋骨の先端と同じ高さのところで、背骨をはさんだ両側
<施術>
施術者は子供の腰に両手を当て、親指でやさしくツボを押す。夜盲症の子供は腰から下が冷えている場合が多いが、このツボと近くの志室をゆっくりもみほぐすと腰の緊張がほぐれて血行がよくなり、冷えがやわらぐ
○水分
からだの水分を調節する大切なツボ、子供の場合はやさしく刺激する
<位置>
からだの水分をコントロールするツボ。両手の人差し指・中指・薬指をそろえ、子供の腹部の脂肪がごく軽くへこむ程度に指圧するようにとくに注意する。中極関元などとともにお灸をするのも効果的です。
○膀胱ゆ
泌尿器系の症状によく効き夜尿症にも効果的です。
<位置>
臀部の平らな骨<仙骨>にある上から2番目のくぼみの指幅1本分ほど外側
<施術>
施術者はうつ伏せに寝かせた子供の腰に両手のひらをつき、お尻をかかえるようにして左右のツボを親指でやさしく押す。泌尿器系の施術にかかせないツボで、夜尿症にも効果がある。腰全体を軽くマッサージするとさらによい