今回は尿潜血について紹介したいと思います(^◇^)
○尿潜血とは
血液が混じっている尿、という意味ですが、ここでいう「血」は赤血球が尿中に潜在しているのを顕微鏡で観察するものです。血尿検査と言い換えてもさほど間違いではありませんが、肉眼的には確認できないようなレベルのケースも含まれています。
この現象は、尿の通り道にあたるさまざまな器官に障害があると起こってくるものです。
○この検査でわかること
採取した尿に試験紙を浸して、反応を見ます。試験紙に反応があれば、尿の通り道のどこかに炎症などの組織破壊が起き、赤血球が尿に混じっていることを示します。
○基準値
正常なら陰性となります。ただし、月経中の女性は陽性を示すのがふつうです。
○要注意と危険な数値
強陽性では、すでに障害が起きているおそれがきわめて強いといえます。それ以外でも基準値をこえれば再検査が必要です。
○ドクターズアドバイス
尿潜血は試験紙上での反応を見る検査なので、まれに出血がなくても陽性としてですことがあります。そこで、陽性と出た場合は、尿検査を行って、実際にどれだけの赤血球が出ているかチェックするか必要があります。