今回は白血球数・血液像とは
○白血球数・血液像とは
白血球は主に細菌などの異物から体を守る働きをしており、体内に炎症が起きると数が増えます。
白血球には好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類があり、血液像とは、それぞれの白血球の割合を%で表わしたものです。
○この検査でわかること
白血球からは、感染症にかかっているかどうか、炎症や腫瘍があるかどうかなどがわかります。また、血液像からその原因がある程度つかめます。
○基準値の範囲
成人は3.0~8.4です。
○要注意と危険な範囲
白血球が基準範囲の上限を超えるか、下限より低い場合は、細菌感染・喫煙・がん・白血病、ウイルス性感染症・再生不良性貧血が疑われます。
ただ、炎症があまりに進行すると異常に減少することもあります。なお、喫煙者では増加します。基準範囲をはずれた場合は再検査を行います。
○精密検査が必要な場合
血液像検査により、特殊な白血球が見られた場合は、疑わしい病気を特定するための精密検査を行います。
○ドクターズアドバイス
血液像による変化を示すと、好中球増加、高酸球増加、高塩基球増加、リンパ球増加、単球増加などがあります。
○精密検査