今回は蓄膿症・慢性鼻炎について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
蓄膿症は、副鼻腔炎ともいって、副鼻腔に膿がたまって鼻づまりを起こす病気です。慢性鼻腔炎は鼻の面膜の炎症などが原因で起こり、鼻水・鼻づまりが続きます。そのため、頭がぼんやりしたり、集中力、記憶力が低下することがあります。
<施術のポイント>
鼻づまり、鼻水のツボ療法を参考にし、通天、風池など、頭、首への指圧をおこないます。続いて、眉間の印堂、めがしらの清明、鼻の脇の迎香、巨りょうなど顔の各ツボを、指の腹でゆっくりと押しながらもんでいきましょう。嗅覚が鈍ったときにも効果的です。
また、慢性的な鼻づまりは、呼吸が苦しくなったり、口で呼吸するためにのどを痛めたりすることがあります。こうした場合には、のどの天突や、背中の肺ゆとその中辺の指圧も加えます。
<施術のすすめ方>
○風池
慢性的な鼻づまりによる頭のぼんやり感をスッキリさせる
<位置>
首の後ろの髪の生えぎわで、2本の太い筋肉の両外側をわずかにはなれたくぼみのあたり。
<施術>
お客の頭を後ろから包み込むようにして両手の親指をツボに当て、こねるように押す。天柱の指圧とあわせて、慢性的な鼻づまりによる頭重や頭のぼんやりした感じをすっきりさせる。お灸も効果的です。
○巨りょう
くり返し指圧すると慢性的な症状がやわらぎ鼻の通りがよくなる
<位置>
鼻の両脇で、小鼻の少し外側
<施術>
鼻の両脇に指の腹をあて、やや強めにゆっくりくり返し押すと、鼻の通りがよくなってくる。すぐ内側の迎香とあわせて指圧すると、さらに効果が高く、鈍った嗅覚も回復する。
○通天
鼻づまりにともなう頭痛・頭重に効く
<位置>
頭のてっぺんから左右それぞれの耳の方向へわずかに離れたところ。
<施術>
側頭部を支えるようにして親指で指圧する。慢性的な鼻づまりにともなう症状としてよくみられる頭痛・頭重をやわらげる。ここから頭頂部や首のあたりまでをさすると、さらに効果的です。