今回は、耳の痛み・外耳炎・中耳炎について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
耳の痛みの多くは、外耳や内耳が炎症をおこしたときにみられます。はじめのうちは軽い痛みだったのに、しだいにひどくなり、物を噛んでも痛みがはしるようになったら、運動や入浴をさけて安静を心がけます。
また、神経性耳痛といって、耳が悪いわけではないのに耳のまわりが痛む場合もあります。
<施術のポイント>
聴宮、角孫、きょう陰、えい風、耳門、頬車など、耳のまわりの指圧をおこないます。
中耳炎の痛みには、耳門、えい風、耳門、頬車など、耳のまわりの指圧をおこないます。
中耳炎の痛みには、耳門、えい風、完骨と、手の合谷の指圧が効果的です。
とくに合谷は、ぐっと力をこめて指圧するようにします。手の三里、曲池、養老、足の福りゅう、太けいなども、耳の痛みに効くツボとして、よく施術に用いられます。
神経性耳痛の場合は、腹部の盲ゆ、腰の腎ゆの指圧も加えます。
<施術のすすめ方>
○聴宮
痛みをやわらげ 耳鳴りや難聴に効く
<位置>
左右の耳の前にある、耳珠(やわらかい小さな突起)の前のあたり
<施術>
人差し指または親指で、小さな円を描くようにくり返し押す。このツボの刺激は、耳の痛みをやわらげるだけでなく、耳鳴り・難聴など、耳のさまざまな症状の施術に用いられ、効果をあげている。
○腎ゆ
心身の活力をみなぎらせ神経性の耳の痛みに効果
<施術>
施術者は、お客をうつ伏せに寝かせて、両手の親指でツボをこねるようにゆっくり、くり返す。これは心身の調子を整え、全身に活力をつける効果がある神経性の耳痛にはとくに効果がある。
○盲ゆ
慢性的なだるさを解消し気分をスッキリさせて神経性の耳痛に効く
<位置>
おへその両脇で、おへそより指幅1本分ほど外側。
<施術>
施術者はお客をあおむけに寝かせ、両手の中指で左右のツボを同時に押す。慢性的なだるさをやわらげる効果があり、腎ゆと同様、心身の変調を整え、神経性に耳痛に効果をもたらす。
○復りゅう
足にあるツボながら外耳炎・内耳炎などの耳の痛みによく効く
<位置>
足首の上側、内くるぶしの後ろから指幅2本分ほどあがったところ。
<施術>
足首をつかまえるようにして親指でツボを強めに指圧する。このツボは頭痛や耳・歯の痛みをやわらげることで知られている。内くるぶしの後ろのたいけいもあわせて指圧すると、さらによい。