今回は、歯痛について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
脈打つようにズキズキ痛む、冷たい水がしみる……。こうした歯の痛みのほとんどは、虫歯が原因で起こります。また、三叉神経痛などのように、歯にめぐっている神経が原因で痛む場合もあります。
<施術のポイント>
口の端斜め下の大迎、耳の下のえい風を強めに押すと、下歯の痛みがやわらぎます。これに頬の四白、鼻の脇の巨りょうの指圧も加えると、より効果的です。上歯の痛みが強いときには、四白とえい風、耳に近い下関と頬車、口の端の地倉などを指圧します。
手の孔最、内関、曲池や首の後ろの天柱も親指でゆっくり、しっかり指圧します。
急きょな歯痛のときは、手の合谷を親指の先で、痛いぐらいに強く、こねるように押します。三~五階ほど続けると歯痛がやわらいでくるでしょう。
<施術のすすめ方>
○四白
上歯の痛みをやわらげるにはひと押し2~3秒を数くり返す
<位置>
目の下の骨の縁の真ん中から指幅1本分ほど下
<施術>
指の腹を押しあて、少し強めに、ズンと痛みがひびくような感じで指圧する。ひと押し2~3秒を4~5回くり返すとよい。これは、上歯の痛みをやわらげる効果がある。
○えい風
四白・大迎などとの組み合わせでそれぞれ上歯・下歯の痛みに効果
<位置>
耳たぶの後ろのくぼんだところ
<施術>
人差し指を耳の下のくぼみに当てて、強めに押す。人差し指このツボに当てたまま、親指で頬の四白を一緒に押すと上歯の痛みが、顎の大迎をいっしょに押すと下歯の痛みがやわらいでくれる。
○地倉
歯が痛んだら円を描くようにゆっくりともみ押す
<位置>
唇の両端(口角)のすぐ脇のところ。
<施術>
人差し指が中指を当て、小さな円をえがくように、ゆっくりもむ。このツボの刺激は、あごをめぐる神経の症状に効果があり、ジンジンひびくような歯の痛みをやわらげるようです。