今回は、かぜ症候群について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
かぜをひくと、寒気がする、だるい、熱っぽいなどの症状に始まり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、たん、のどの痛み、声がれ、頭痛、発熱、体の痛み、食欲不振、嘔吐、下痢などさまざまな症状があらわれます。これらはかぜの症候群と呼ばれ、かぜのウイルス感染が下人とされています。こじらせると大病につながる危険もあるので注意がひつようです。
<施術のポイント>
頭、鼻、呼吸器など、それぞれの症状をやわらげるツボ療法を行います。基本となるのは背中の風門、首の後ろの風池、後頭部の風府です。東洋医学では、「風の邪気」と呼ばれるものが背中の風門から体内に入って首の風池にたまり、後頭部の風府に集まって、かぜをこじらせるとしています。そこでこの三つのツボの指圧が重視されています。中府の刺激も効果的です。
<施術のすすめ方>
○風池
風の諸症状に効く特効ツボ頭痛・頭重・だるさなどをやわらげる
<位置>
首の後ろの生え際で、2本の太い筋肉の両外側をわずかに離れたくぼみ
<施術>
お客の頭を後ろから包み込むようにして両手の親指をツボに当て、こねるように押す。頭の血行がよくなり、頭痛・頭重・だるさ・ままいがやわらぐ。少し上の後頭部の中心にある風府も同様に指圧するとよい。
○中府
ひどいせき・息苦しさなど呼吸器の症状によく効く
<位置>
鎖骨の下で、第2肋骨の外側と肩の関節の間のくぼんだところ
<施術>
施術者は仰向けに寝たお客の鎖骨の下のツボの位置に両手の親指を当て、お客の両肩をつかむようにして力をいれる。呼吸器の症状に効果が高いツボで、ひどいせきや、息苦しさなどをやわらいでくれる。腕の孔最もあわせて指圧すると効果的です。
○風門
風池・風府と並ぶ、かぜの特効にツボ指圧を習慣づければ、かぜの予防に
<位置>
左右の肩甲骨お内側で、背骨を挟んだ両側あたり
<施術>
施術者は、うつ伏せに寝かせたお客の背中に両手をつき、親指で左右のツボを同時に押す。主に呼吸器の症状に効果があり、風池・風府と並ぶ、かぜの特効ツボ。これらをふだんから指圧しておくとかぜの予防になるようです。