今回は、むち打ち症について紹介したいと思います(^◇^)
<症状>
首が痛くてまわらない、肩が痛い、肩がこる、頭が痛い、気分が悪い…。これらの症状があらわれるむち打ち症は、首の骨の周囲にある靭帯や筋肉の障害によって起こります。交通事故で車が追突されたときに大きな衝撃を受け、首が反り返って起こる例が際も多いようです。
ひどい場合には首の神経の経路が影響をうけて、手足がしびれたり、耳鳴り、めまい、吐き気などを引き起こすことがあります。
<施術のポイント>
安静を第一として、症状がながびくときはツボ療法でやわらげます。
頭が痛い、首がまわらないといった症状には、天柱、風池、完骨、肩がこって痛む場合は、肩井、肩ぐう、曲垣、大椎などの指圧とマッサージをおこないます。手にしびれがあれば、曲池、げき門のほか、手の各ツボを施術します。
<施術のすすめ方>
○完骨
首筋を軽くさすったあと、ゆっくり指圧すると頭痛や首の痛みもやわらいでくる
<位置>
耳たぶの後ろの骨の、さらに後ろのくぼみ
<施術>
施術者はお客の頭をかかえるようにし、軽く首筋をなでてから、親指の腹でゆっくりと左右のツボを圧迫する。これは、頭痛や首がいたくてまわらない、といった症状に効果があるようです。首の後ろの天柱・風池もあわせて指圧すると、さらに効果てきです。
○肩ぐう
むち打ち症にともなう肩こりの痛みに効果的
<位置>
肩の先端で、腕を真横に動かすとくぼみのできるところ
<施術>
施術者は片手でお客の腕をしっかり支え、もう一方の手の親指でツボを指圧する。これによって、むち打ち症にともなう肩こりと痛みがやわらぐ。このツボの位置から肩井・大椎などへむかってマッサージするのもよい。
○げき門
手のしびれがあるときは少し強めにツボを指圧する
<位置>
前腕部の、手のひら側の真ん中あたり
<施術>
腕をつかむようにして親指で強めに指圧する。これは手のしびれ、とくに中指とその周辺のしびれによく効くツボ。しびれや痛みが続くときは、このツボの位置を中心に、前腕部をひじの方から手首の方まで順にも進めるようです。