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慢性の下痢|大和高田市 ふれあい鍼灸整骨院

2017.12.25 | Category: 鍼灸施術

今回は、慢性の下痢について紹介したいと思います(^-^)

<症状>

便の水分が増してやわらかくなるのが下痢。慢性の下痢の多くは、腸の機能低下や粘膜に異常がある場合のほか、腸の運動が活発すぎるために腸の内容物が速く通過してしまい、腸壁から水分がよく吸収されなくなって起こります。また、精神的ストレスが原因でも起こります。一方、急性の下痢は激しい腹痛や発熱、嘔吐などをともない、重い感染症が原因の場合もあるので、専門医の診断を受ける必要があります。

<施術ポイント>

まず、首のつけ根の大椎と、背中から腰にかけて大腸ゆなどの各ツボを、ゆっくり指圧して消化機能を整えます。手足にも局地、三陰交など消化機能を高めるツボが多いので丹念に指圧します。ツボ療法は毎日、根気よく続けることが大切。お灸も効果的です。長時間の施術で疲れたときは、最後に顔の各ツボを指先でおしてもむと、気分がすっきりします。

<施術のすすめ方>

大椎

アレルギー体質で下痢をしやすい人は、このツボの周辺のこりをほぐす

<位置>

首のつけ根の中心、背中をささえながら、もう一方の手の親指でツボをこねるように押す。アレルギー体質で下痢をおこしやすい人の場合、このあたりがこっているので、よくほぐすとよい

大腸ゆ

少腸ゆとともに腸の働きを促進する特効ツボ

<位置>

左右の骨盤の上端を結んだ両側のあたり

<施術>

施術者はうつ伏せに寝たお客の腰に両手のひらをつき、お客の呼吸に合わせてリズミカルに親指で指圧する。小腸ゆとともに腸の働きをよくする特効ツボで、下痢をはじめ、お腹がゴロゴロいうなど腸の不快な症状をやわらげる効果があるようです。

○中かん

マッサージと併用し、消化機能を整える

<位置>

腹部の中心線上で、みぞおちとおへその中間あたり

<施術>

消化機能を整えるのに大切なツボ。施術者は仰向けに寝たお客の腹部に指先をそろえて両手を重ねる。お客が息を吐くのにあわせて軽く押さえ、これをゆっくりくり返し、続けて腹部のマッサージへとなめらかに移る

大巨

腹筋の機能を高め慢性的な消化器系の不調を改善

<位置>

おへその外側へ指幅2本分ほどのところをさらに指幅2本分ほど下がったあたり

<施術>

お客を仰向けに寝かせ、親指で腹部の脂肪が軽くへこむ程度に指圧する。強い指圧は避ける。腹部のマッサージとの併用で腹筋の機能を高め、慢性的な消化器系の不調に効くようです。

三陰交

からの冷えをやわらげ、下腹部の不快な症状を取り除く

<位置>

足の内くるぶしから指幅3本分ほど上。

<施術>

施術者は、お客のツボの位置に親指を当て、お客のすねを手のひらで包むようにして親指に力をこめる。からだが冷えると下痢をおこしやすくなるのが、この刺激が冷えると下痢をおこしやすくなるのが、この刺激がひえをやわらげ、下腹部の不快な症状をとる。足三里の指圧も効果的です。

曲池

大腸の機能を整えるツボ、強めの指圧が効く

<位置>

ひじの内側の曲がり目の、親指側のくぼみ

<施術>

ひじをしっかりつかむようにしてツボの位置に親指を当てる。押すときは親指の関節を曲げて力をこめる。このツボは主に大腸の機能を整え、消化器系全般の機能をよくする効果がある。手の三里も同様に指圧するとよい。