今回は、更年期障害について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
頭痛・頭重・肩こり・腰痛・動悸・息切れ、疲労感、冷え、のぼせ、心身の不快感など、症状のあらわれ方は人によりさまざまです。
40歳から50歳代の女性にみられるもので、閉経期前後など、主に生殖ホルモンの分泌の低下にともなって起こります。
<施術のポイント>
東洋医学では、女性の月経とホルモンの異常に関連して起こる諸症状を「血の道症」といい、体内の気圧の流れが悪いために起こるとしています。そのため、全身の体調を整えて血行をよくする施術をします。とくに足の血海、背中の肝ゆは「血の道症」によく効きます。三陰交など足の各ツボも、冷えや婦人科系の症状に効果があります。
胞盲など腰の各ツボも骨盤内蔵期の機能調整と腰の痛みにゆ高です。腹部に針があれば大巨など腹部の各ツボを、頭痛があれば頭の百会を、のぼせがあれば首の後ろの天柱、風池を指圧します。
<施術のすすめ方>
○大巨
マッサージを併用して下腹部の張りと不快感をやわらげる
<位置>
おへそから指幅2本分ほど外側のところを、さらに指幅2本分ほどさがったあたり
<施術>
施術者は両手の親指で、仰向けに寝たお客の下腹部の脂肪が軽くへこむ程度に指圧する。関元などの指圧や、併用すると、下腹部の張りと不快感がやわらいでいる。
○血海
血液の循環をよくし婦人科系の諸症状に効く
<位置>
膝蓋骨の内へりを指幅3本分ほど上がったところ
<施術>
施術者は、お客の膝をつかむようにして、指で強く押しもむ。血海は、血液の循環をよくし、婦人科系の病気の諸症状にたいへんよくきくツボ。足の三陰交も同様に指アtすると冷えがやわらぎ、さらに効果的です。
○胞盲
腰のだるさと冷えによく効くツボ、施術前に温めておくと効果倍増
<位置>
臀部の平らな骨にあるか上から2番目のくぼみの指幅3本分ほど外側のあたり
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の腰に両手のひらをつき、お尻をかかえるようにして左右のツボを親指でやや力をこめて押す。婦人科系の症状によく効くツボで、腰のだるさや冷えをやわらげる。指圧やマッサージの前によく温めると効果が増す。