今回は骨粗鬆症を改善する5つのポイントについて紹介したいと思います(^◇^)
①カルシウムを積極的にとる
骨の主要成分であるカルシウムを、食材選びに留意して積極的に摂取しましょう。カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、吸収しやすい形で含まれている牛乳・乳製品がおすすめです。
成人では、1日に600~700mgのカルシウムが必要です。日本人の平均摂取量は不足していますから、これまでの摂取量より100mg増やしましょう。
②ビタミン・ミネラルの摂取のし方に気を配る
納豆に多く含まれているビタミンKは、骨の素材となるたんぱく質の生成を助けます。
しいたけに豊富をに含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収をよくします。
一方、ナトリウムや、加工食品に含まれるりんは、とりすぎるとカルシウム吸収の妨げになります。
③運動する習慣をもつ
骨への刺激は、骨密度の維持・向上にかけません。基礎体力と骨密度との間には、相関関係があることがわかっています。
体を動かすことをいわない生活、運動する習慣のある生活を実現しましょう。
若い人は足低に刺激が加わるテニス、ジョギングなど、高齢者はウォーキングなどがよいでしょう。
また、屋外で日光の紫外線に当たると、皮下のプロビタミンDがビタミンDに変化しますから、カルシウムの吸収の手助けになります。
④体重増加に注意する
過食・運動不足の生活習慣を続けていると、糖尿病を発症するおそれがあります。
糖尿病は、骨密度減少を促進する要素となりますから、食事・運動の習慣を改善することが大切です。
糖尿病発症の危険性は、体重の変動の変動をチェックすることで、ある程度予測することができます。体重が増加してきたら要注意です。また、すでに骨粗鬆症を発症している人の場合、肥満があると骨格への負担がそれだけ増し、骨折の危険性が大きくなります。その意味でも、体重の増加を防ぐことが大切です。
⑤薬物施術を受ける
生活面での心がけが大切です。ただし、ホルモン分泌の変化や、加齢・遺伝などによる骨密度の異常や変化、副腎皮質ステロイド剤使用などのケースでは、そのような努力だけでは太刀打ちできないこともあります。
薬物療法など、医療サイドで施術できることも少なくないので、医師から指示やアドバイスを受けたら、それを忠実に守ってください。それも、骨折を未然に防ぐ大切なポイントです。
今回は、カルシウムについて紹介したいと思います(●^o^●)
○カルシウムとは
体内でもっとも量の多いミネラルです。骨や歯の構成成分としてしられていますが、そのほかに細胞の浸透圧、神経活動、筋肉活動など、いろいろな機能にかかわっています。
○この検査でわかること
カルシウムは、副甲状腺ホルモンやビタミンDなどによって代謝の調節が行なわれています。
したがって、数値に異常があれば、副甲状腺異常やビタミンDにかかわる異常が考えられるほか、カルシウムの濃度維持と関係のある腎臓の異常などが想定されます。
○基準値の範囲
検査機関によって多少異なりますが、おおむね8.6~10.2mg/dLを基準範囲としています。
○要注意と危険な数値
カルシウム濃度は体内でコントロールされるようになっているので、基準範囲外のデータが出た場合は、なんらかの疾患が起きている可能性が高いと考えられます。
高カルシウム血症は、副甲状腺機能亢進症、骨の腫瘍などで起こることが多く、一方の低カルシウム血症は、副甲状腺機能低下症、腎不全などで起こります。
○ドクターズアドバイス
カルシウムと関係の深い電解質に、リンがあります。りんは、カルシウムとともに大半が骨や歯に含まれ、残りはカルシウム濃度調節や、酸・塩基平衡、リポたんぱくの構成成分としてエネルギー源の運搬などにかかわっています。リンの基準範囲は2.5~4.5mg/dLです。