今回は女性器の働きを紹介したいと思います(*^_^*)
女性器は、外性器と内性器とにわけられ、それぞれが妊娠・出産にかかわる重要な役割を担っています。
○卵巣、欄干、子宮などの内性器は生殖の機能を果たす
女性の内性器には、卵子をつくり出す卵巣、卵子を運ぶ卵管、受精卵を育てる子宮があります。卵巣は左右1対あり、成熟した女性の場合、おおよそ月に1回の割合で排卵が起こります。卵巣からでた卵子が卵管を通過する間に精子と出会うと、受精して子宮内膜に定着します。
卵巣は、受精可能な卵細胞をつくるとともに、卵胞ホルモンや黄体ホルモンを産生して、月経の周期を決定します。
子宮は、骨盤の中央に位置していて、膀胱と直腸に挟まれています。妊娠していないときの大きさは長さ7~8cm、幅は最大で4cmほどで、扁平ななす型をしています。
○外性器は接続器と参道の2役を果たす
外性器は、大陰唇、小陰唇、膣前庭から膣にかけてを指します。子宮は外子宮口で膣とつながっています。
性交の際には、膣前庭にあるバルトリン腺から分泌液がでます。また、処女膜は膣口に近い部分にある薄い膜ですが、未婚者でも中央部に小さい穴があって外部に通じています。分娩時には膣は産道となり、直径10cmもある児頭を通過させるほど拡張します。
今回は経膣超音波検査を紹介したいと思います(●^o^●)
○経膣超音波検査とは
子宮や卵巣のようすをモニター画像に映し出し、おなかの内部のようすを観察します。経膣超音波は、膣口から直接、プロープという器具を挿入して検査をします。器具は小さく、痛みはほとんどありません。
○この検査でわかること
子宮内のようす、卵巣の大きさ、子宮筋腫や卵巣のう腫の有無と大きさがわかります。また、子宮体がんや卵巣がんの発見のてがかりにもなります。
○精密検査が必要な場合
子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮体がんなどが疑われた場合は、下腹部CT・MRI検査、卵管造影検査などが行なわれます。
○異常はこんな形で現われる
子宮筋腫では黒あるいは白い腫瘍像が、卵巣のう腫、子宮体がんなどでは、不均一なエコーパターンとして現われます。
疑わしい場合は静止画像を撮り、腫瘍などの部位や大きさを測定します。
○ドクターズアドバイス
経膣超音波検査は子宮体がんや卵巣がんの発見に有効です。膀胱が尿で充満していても検査が受けれます。検査は内診室で行ないます。
子宮がんは一般に不正出血があるものと思われていますが、出血を見ない場合もあります。30歳をすぎたら無症状でも検診を受けましょう。