今回は抗原と抗体の働きを紹介したいと思います(^◇^)
私たちの体は、ウイルスなどの微生物や動・植物成分など、さまざまな外敵にさらされていますが、その外敵から身を守るシステムを備えています。
○抗原・抗体とは
インフルエンザにかかると、一定期間をすぎると発熱などの症状は収まり、同じタイプのインフルエンザにはかかりにくなります。
これは、体内に”侵入者”である「抗原」に抵抗する物質「抗体」できるためです。
抗体には、抗原を中和したり、あるいは無害化する作用があり、そのような働きを「免疫」といいます。血液検査で「抗体」があれば、その病気にかかりにくいといえます。
○抗体の正体とでき方は
抗体の正体は、血清中のγ‐グロブリンというたんぱく質の一種で、免疫グロブリンとも呼ばれています。免疫グロブリンは、さらにM・A・G・D・Eに分けられ、抗体は病状別にその種類のどれかに属します。たとえば、ウイルスに感染した場合、まずIgM抗体が短期間だけ存在し、続いて大量に存在するIgG抗体へと引き継ぎます。
そのIgG抗体が再感染の予防にかかわっているのです。このように、抗体は侵入してきた抗原のタイプに応じて生まれてきます。
○ウイルス抗体価を調べて感染を診断する
抗体産生のしくみを逆にたごり、血清中のγ‐グロブリンというたんぱく質の一種で、粘液グロブリンは、さらにM・A・G・D・Eに分けられ、抗体は病状別にその5種類のどれかに属します。たとえば、ウイルスに感染した場合、まずIgM抗体が短期間だけ存在し、続いて大量に存在するIgG抗体へと引き継ぎます。そのIgG抗体が再感染の予防にかかわっているのです。このように、抗体は侵入してきた抗原のタイプに応じて生まれてきます。
○ウイルス抗体価を調べて感染を診断する
抗体産生のしくみを逆にたどり、血清に生じている抗体のタイプや量を調べれば、いつごろ、どのようなウイルスに感染したのかがわかります。
血清中の抗体の量と濃度のことを「ウイルス抗体価」といいます。ウイルス抗体価の結果は数値で表記され、その値によって、陰性、疑陽性、陽性の判定がなされます。
今回はHBs抗原について紹介したいと思います(^◇^)
○HBs抗原とは
B型肝炎ウイルスは、芯になる粒子の外側を殻が覆うような形をしています。
その殻のようなものえおHBsと呼び、体内では抗体をつくらせる原因物質ですので、HBs抗原と呼んでいます。
それに対して、ウイルスを排除しようと産み出されるものをHBs抗体といいます。
○この検査でわかること
HBs抗原が陽性であれば、B型肝炎ウイルスに感染しています。また、HBsを抗原として産生されるHBs抗体を調べる方法もあります。こちらは感染を防ぐ働きをするものなので、陽性なら、今後も感染が起こらないことをとします。
ただし、B型肝炎ウイルス予防接種でつくられた抗体は、10年ほどで消化します。
○ドクターズアドバイス
主としてHBs抗原・抗体について触れましたが、B型肝炎の検査には、そのほかHBs抗原、HBs抗体など、いくつかの種類があります。その種類と判定法があります。必要に応じていくつかを併せて実施することで、診断の精度を高めます。