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痔・脱肛・直腸脱|大和高田市 ふれあい鍼灸整骨院

2018.02.05 | Category: 鍼灸施術

今回は痔・脱肛・直腸脱について紹介したいと思います(^-^)

<症状>

痔には大きくわけて肛門周囲の血管にこぶができる痔核<いぼ痔>、肛門の出口が切れる裂肛<きれ痔>、肛門周囲の炎症で膿がたまる痔ろう<あな痔>などがあります。いずれも排便時にいきんで肛門周囲の血行が悪くなるために起こり、肛門のいてみと出血をともないます。

また、肛門がめくれ出てしまう脱肛、直腸自体が肛門から飛び出す直腸脱なども、排便時に強くいきむことが直接的な原因となります。

<施術のポイント>

ひどい場合は外科施術が必要です。ツボ療法では肛門周囲の血行を促し、消化機能を整えて排便を楽にするようにするよう努めます。

まず頭の百会、首のつけ根の大椎に始まり、背中、腰の各ツボを指圧します。とくに患部に近い会陽と長強はしっかり押すようにしましょう。足腰の冷えは肛門の症状を悪化させるので、腰の三焦ゆ、腎ゆ、足の三陰交、太けいなどの指圧で大正します。消化機能を整えるため、腹部の天枢、足の三里の指圧とマッサージもかかせません。手の孔最の指圧は痛みをやわらげます。

<施術のすすめ方>

百会

痔の施術にたいへん効果的なツボ、体の芯に抜けるような指圧を

<位置>

両耳をまっすぐ上がった線と、見間の中央から上がった線が交差する、頭のてっぺん

<施術>

施術者はお客の頭を抱え込み、まっすぐからだの芯に抜けるように両手の親指で指圧する。お尻の長強とあわせて刺激すると痔の施術にたいへん効果が高い。髪をかきわけてお灸をすえてもよい

腎ゆ

腰の緊張をほぐし、肛門をめぐる血行をよくする

<位置>

いちばん下の肋骨の先端と同じ高さのところで、背骨をはさんだ両側

<施術>

施術者はお客の腰に両手を当て、親指で強めにツボを押す。三焦ゆとのこのツボを順にじっくり指圧すると、からだの緊張がほぐれ、肛門をめぐる結湖が促進されて冷えがとれ、痔の症状がやわらぐようです。

長強

痔の施術にとくに大切なツボ3~5秒の指圧をくり返す

<位置>

肛門の上方で、尾骨の先端のところ

<施術>

痔の特効ツボのうちとくに大切なツボ。施術者は、うつ伏せに寝て軽く足を開いた感やの尾骨の位置に両手の親指を当て、3~5秒の指圧をくり返す。百会を刺激したら必ずこのツボも指圧することで効果が高まる。脱肛にはお灸が効くようです。

会陽

肛門周囲の血行を促進し、脱肛などの施術にも効果的

<位置>

肛門の上方、尾骨の両脇

<施術>

長強と並んで痔の施術に大切なツボ。施術者は、うつぶせに寝て軽く足を開いたお客の尾骨の両脇に親指を当て、3~5秒の指圧をくり返す。肛門周囲の血行をよくし、脱肛などが起きやすい場合の施術にも効果があるようです。

足の三里

消化機能を整えるので排便が楽になり、肛門への負担が軽くなる

<位置>

向こうずねの外側で、膝下からおよそ指幅3本分ぐらいのところ

<施術>

お客は仰向けに寝た姿勢で、施術者が左右の足それぞれを指圧する。お客が自分で指圧する場合は、椅子に腰かけてするとよい。こねるようにもみ押すと、消化機能が整い、排便が楽になるので肛門への負担が軽くなるようです。