今回はHBs抗原について紹介したいと思います(^◇^)
○HBs抗原とは
B型肝炎ウイルスは、芯になる粒子の外側を殻が覆うような形をしています。
その殻のようなものえおHBsと呼び、体内では抗体をつくらせる原因物質ですので、HBs抗原と呼んでいます。
それに対して、ウイルスを排除しようと産み出されるものをHBs抗体といいます。
○この検査でわかること
HBs抗原が陽性であれば、B型肝炎ウイルスに感染しています。また、HBsを抗原として産生されるHBs抗体を調べる方法もあります。こちらは感染を防ぐ働きをするものなので、陽性なら、今後も感染が起こらないことをとします。
ただし、B型肝炎ウイルス予防接種でつくられた抗体は、10年ほどで消化します。
○ドクターズアドバイス
主としてHBs抗原・抗体について触れましたが、B型肝炎の検査には、そのほかHBs抗原、HBs抗体など、いくつかの種類があります。その種類と判定法があります。必要に応じていくつかを併せて実施することで、診断の精度を高めます。