今回はDIC検査について紹介したいと思います(^-^)
○DIC検査とは
胆道のX線造影検査の一つで、造影剤を点滴で40分ほどかけて静脈に注入するという手法によるものです。
DICは「静脈性胆道造影」の略称です。
造影剤は静脈血とともに肝臓に取り込まれ、胆汁とともの胆管に排出されますから、それをとらえて撮影します。
造影剤の注入法として、造影剤を飲む方法もあります。「経口胆道造影」と呼んでいます。腸で吸収された造影剤が胆道に排出されるのを待って、X線撮影を行います。
DICは胆管の造影に適している一方、経口法は、造影剤が胆のうに濃縮されやすいため、胆のう検査に適しています。
○この検査でわかること
胆道や胆のうの悪性腫瘍、総胆管結石、胆石、胆のうポリープなどのほか、膵がんの診断に役立ちます。
○異常はこんな形で現われます。
病変部は造影剤の陰影が欠損します。また、疾患ごとに特徴のある形状が得られます。
○ドクターズアドバイス
DIC検査をする場合は、前日は夜8時までに夕食をすませ、当日は朝から絶食します。
検査中に服用や点滴で造影剤などの投与が行われます。
検査時間はだいたい1時間で、その間にさまざまな体位での撮影が行われます。