今回は尿pH(ペーハー)について紹介したいと思います(^◇^)
○尿pHとは
pHは、水素イオン濃度の略称で、酸性度とも呼ばれています。尿pHは、尿が酸性かアルカリ性か、そしてそれはどの程度なのかを示すものです。
○この検査でわかること
尿は、腎臓の働きによってだいたいPH6前後の弱酸性に保たれています。これが強酸性やアルカリ性に傾いた場合、体内の酸塩基平衡がなんらかの異常によってくずれたことを示唆しています。
ただし、食事内容の影響を受けて変動が見られます。
○基準値の範囲
pH5.0~7.0を基準範囲としています。
○要注意と危険な数値
pHは0.5刻みで結果が得られますので、7.5以上をアルカリ尿、4.5以下を酸性尿と診断します。
高尿酸血症や痛風では、尿が酸性に傾いて尿酸が尿中で溶けにくくなります。そのため、結晶となったり、それが大きくなって、腎臓結石を起こしやすくなります。
○ドクターズアドバイス
体内の異常は、尿にさまざまな現象をもたらします。尿の量や排尿回数の急減、泡の立ち方、濁りの有無などは、自分でもわかりますから、自己チェックも簡単です。