今回は胸の痛み・肋間神経痛について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
運動が原因で起こる筋肉の痛みをはじめ、呼吸器の病気が原因で起こる胸苦しさをともなう痛み、狭心症など心臓の病気が原因で起こる痛みなど、胸の痛みはさまざまです。
胸からわき腹にかけて急に鋭い痛みが走り、深く息を吸ったり、声高に話ただけでひどく痛むというような場合には、肋間神経痛を疑います。
<施術ポイント>
呼吸に関係なく起こる胸の痛みは、心臓の重い病気が疑われます。狭心症発作などを一時的にしずめるには、腕のげき門という特効ツボがありますが、必ず専門医の施術を受けるべきです。筋肉痛や肋間神経痛の場合は、温湿布とツボ療法で症状をやわらげます。
胸の痛みに効くツボは、けつ盆、中府、神封、だん中などがポイントになりますが、指圧と同時に肋骨の間に沿ったマッサージがさらに効果をあげます。背中の各ツボに指圧と同時に背中の各ツボに指圧とどうじに背骨沿いのマッサージを加え、腹部が痛む場合は盲ゆなど腹部の各ツボも軽く押しもみます。
<施術のすすめ方>
○だん中
胸の筋肉の緊張をほぐし痛みと胸苦しさをやわらげる
<位置>
左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中のところ
<施術>
施術者は仰向けに寝たお客の胸の上に指先をそろえて両手を重ね、静かに指圧する。これは、胸の陰肉をほぐし、呼吸器の機能を整えて、胸の痛みと苦しさをやわらげる効果がある。
○神封
狭心症から肋間神経痛までいろんな胸の痛みに効く
<位置>
左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中から指幅3本分ほど外側
<施術>
施術者は、仰向けに寝たお客の胸に両手をつき、左右のツボをそれぞれ
人差し指・中指・薬指をそろえて同時に指圧する。狭心症はどの心臓病の痛みから肋間神経痛まで、胸の痛みをやわらげるのによく効くようです。
○中府
肩から胸へぬけるような痛みに効く
<位置>
鎖骨の下で、第2肋骨の外側の関節の間にできるくぼみのあたり。
<施術>
施術者は、お客を仰向けに寝かせ、親指を鎖骨の下のツボの位置に当て、お客の両肩をつかむようにしてちからをこめる。これは、肩から胸へ抜ける痛みをやわらげるのに効果的です。
○けつ盆
指2本で鎖骨に食い込むように押して胸の痛みをやわらげる
<位置>
鎖骨の上のくぼみの半ばほどのところ。
<施術>
人差し指と中指を曲げて、鎖骨に食い込むようにぐっと押す。これは、胸をめぐる神経の通り道にあるツボ。お客の呼吸にあわせてくり返すと、胸の痛みがやわらぐようです。
○げき門
動悸・息切れなどをともなう胸の痛みに効果的
<位置>
前腕部の、手のひら側のちょうど真ん中あたり
<位置>
施術者は、お客の腕をつかむようにして、親指で強めに押し込む。動悸や息切れ・息ぐるしさをともなう胸の痛みに効果があるようです。お客が自分でおこなってもよい。
○心ゆ
肋間神経痛にともなう背中の痛みには背中の各ツボを準に指圧する
<位置>
左右の肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり。
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを親指で同時にやや力をこめて押す。これは、心身の緊張をほぐし、肋間神経痛にともなう背中の痛みに効果がある。背中のほかの各ツボも、上から準にリズムかるに指圧するとよい。