今回は、五十肩について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
40~50歳代の人に多くみられる肩の痛みで、正確には肩関節周囲炎といいます。
肩こりとは違って、肩が重いような、だるいような感じで始まり、やがて肩を少し動かすだけで痛むほどになります。ひどい場合には、肩の筋肉がやせたり、軽く押しただけでも痛んだり、肩の周囲が硬くこわばってくることもあります。
<施術のポイント>
五〇肩は、別名を凍結肩というほど、肩の冷えをともないます。したがって、指圧やマッサージの前には、首から肩にかけて、蒸しタオルなどで温めることも大切です。ふだんから、肩を冷やさないように注意しましょう。
ツボ療法では、肩の前後の面に集中した肩井、肩ぐう、じゅ会、ひじゅ、雲門、天宗などの各ツボをていねいに指圧すると効果があります。痛みには温灸施術もたいへん効き目があります。
<施術のすすめ方>
○肩井
指圧をしても、お灸をしても肩こりと痛みによく効くツボ
<位置>
首の後ろの根もとと肩先の中間のところ
<施術>
施術者はお客の肩をつかむようにして、親指でも強めにもみ押す。お客が自分で指圧するときは人差し指を使い、右手で左肩、左肩を片方ずつ押すとよい。肩こりと痛みによく効く。お灸も効果的です。
○肩ぐう
指圧とマッサージの併用で肩の三角筋の痛みをとる
<位置>
肩の先端、腕を真横に動かすとくぼみのできるところ
<施術>
施術者は片手でお客の腕をしっかり支え、もう一方の手の親指でツボを指圧する。これによって肩の三角筋の痛みがやわらぐ。胸の中心から鎖骨の下沿いに、このツボの位置へ向かってマッサージをくり返すとさらに効果的だそうです。
○じゅ会
肩・上腕部の痛みや腕があがらないという症状に効く
<位置>
肩の後ろの骨のくぼみから指幅3本分ほど下がったところ
<施術>
施術者は片手でお客の腕をしっかり支え、もう一方の手の親指でツボを指圧する。肩の三角筋と上腕部の痛みによく効くので、腕が痛んであがらない場合に、もむように動かすと症状がかるくなるようです。