今回は、抜け毛・円形脱毛症について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
頭髪は毎日、抜けたり、目立つ抜け毛が続く場合は気になるものです。抜け毛の原因はホルモンや自律神経系の働きに関係があるといわれ、精神的ストレスがある場合にもみられます
ことに円形脱毛症は、ある日突然、頭髪抜けて頭皮に十円玉大の円形のハゲができるもので、精神の緊張と深い関係があることが知られています。
<施術のポイント>
普通の抜け毛には、頭皮の刺激と清潔を心がけることがポイントになります。ブラシで頭全体を軽くたたいたり、頭と首の各ツボ、とくに百会、通天、天柱、風池などを指でよくこねるように押すと効果的です。
背中と腹部のツボは体調を整えるのに有効で、関元、身柱などを中心に指圧します。胸の上方にある中府も同様に指圧します。手足の各ツボの刺激も頭皮の症状に効果があります。
<施術のすすめ方>
○百会
抜け毛を防ぐ頭皮の刺激はここを中心にくり返しおこなう
<位置>
両耳をまっすぐあがった線が交差する、頭頂部
<施術>
施術者はお客の頭を抱え込み、まっすぐからだの芯に抜けるように両手の親指で指圧する。このツボを中心に頭皮をよく刺激すると、抜け毛の予防になる。くり返しおこなうと効果的。ブラシで軽くたたいてもよい。
○通天
頭皮の血行をようして脱毛症の症状をやわらげる
<位置>
頭頂部の中心から左右両側へわずかに離れたところ
<施術>
側頭部を支えるようにして親指で指圧する。百会と同様にこのツボを刺激すると脱毛予防になる。マッサージを併用すると血行がよくなり、さらに効果が増す。
○天柱
後頭部の抜け毛には風池とともによういるとよい
<位置>
首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ
<施術>
施術者は、お客の頭を後ろから両手で包み込むようにし、親指でこねるようにツボをもみ押す。後頭部の抜け毛には、このツボと近くの風池を刺激するとよい。頭部への結湖も促進さえ、全身調整にもつながるようです。
○関元
全身の調子を整えて頭皮の症状の改善を助ける
<位置>
からだの中心線上で、おへそから指幅3本分ほど下のあたり
<施術>
施術者は、仰向けに寝たお客の下腹部にかるく指先をそろえて両手を重ね、お客の腹部の脂肪が軽くへこむ程度にやさしく指圧する。腹部や背中の各ツボへの刺激は、精神のリラックスを促して全身の調子を整え、皮膚の症状の改善をたすけるようです。
○身柱
頭から首・背中の諸症状を改善して抜け毛を予防する
<位置>
背骨の上、第3胸椎と第4胸椎の間のあたり
<施術>
施術者はお客の背中に手のひらをつき、両手の親指でツボを押す。頭・首・背中にでる心身の諸症状を施術して抜け毛を予防する。背筋のマッサージを加えるとよい。お灸も効果的です。
○ふけ・かゆみを防ぐには
頭皮の清潔を保つことが際も大切です。しかしどんあにシャンプーをこまめにしても、フケがでてしまうことはよくあります。こんなときは、抜け毛の予防にならって、頭皮刺激を根気よくおこなうと効果があります。
頭皮にはたくさんのツボが集中しており、まんべんなく刺激をしていれば、体調もよくなります。刺激の方法は、ほどほどのかたさのブラシでポンポンと軽く、頭全体をたたくのが最も簡単で確実です。