血圧を下げるための5つのポイント①
①食事からの塩分の過剰摂取を控える
高血圧の予防と血圧コントロールに欠かせないのが食事療法であり、減塩はそのポイントになります。
塩分に含まれるナトリウムをとりすぎると、体にナトリウム濃度を低下させようとする働きが起こり、大量の水分を取り込みます。その結果、体液の量が増えると心臓に負担がかかり、血圧が上昇します。
高血圧の食事療法では、1日の塩分量を6g未満に制限するのが理想とされます。現在、日本人の一日の平均的な塩分摂取量は11gですから、約半分に減らすことが目標になります。1日にとる塩分の量を1g減らせば最高血圧が1~2mmHg低下するというデータもあります。
高塩分は、高血圧のみならず、骨粗鬆症や胃がんの発生にも影響を及ぼします。
次のことから、減塩を制限を実行しましょう!!
○漬物はとらないか、量を制限する。
○香味野菜やスパイスを用い、薄味でも食べられる献立を工夫する。
○料理につかう調味料は計量スプーンで量る。
○塩分量が不明な加工食品は控え、なるべく素材から手作りする。
②カリウムを多くとりナトリウムを排出する
高血圧を改善する食事療法のもう一つのポイントは、ナトリウムを体外に排出するカリウムを十分とることです。カリウムを十分とるところです。カリウムとナトリウムは一定のバランスを多く摂取するとナトリウムは自然に排出されます。
カリウムは、果物や野菜に多く含まれます。ただし、カリウムは水溶性なので、野菜から摂取する場合は、スープなどにしてカリウムが溶け出した汁も一緒にとると有効です。