今回は血糖について紹介したいと思います(^◇^)
○血糖とは
「糖」はブドウ糖のことで、エネルギー源として血液によって全身に運ばれています。その血液中の濃度を血糖値といいます。
○この検査でわかること
測定された数値により、ブドウ糖が適切にエネルギー源として利用されているかどうかがわかります。この値が高い場合は、糖尿病をはじめとする内分泌疾患や代謝性疾患、膵臓にかかわる疾患などが疑われます。
○基準値の範囲
血糖の基準範囲は65~99mg/dLです。食後はだれでも血糖値が上昇しますが、正常な場合は160mg/dLを超えることはありません。
○要注意と危険な数値
空腹時血糖が100~125mg/dLは、糖尿病予備軍に相当する耐糖能異常です。
126mg/dL以上の場合は、糖尿病が疑われます。同時に行ったHbA1cが6.5%以上なら糖尿病と診断されます。
また、基準範囲より低い場合は、インスリン施術者において注射量が多すぎたり、膵臓β細胞腫などが疑われます。
○ドクターズアドバイス
糖尿病お客の平均死亡時年齢は男性68.0歳、女性71.6歳で、一般者の平均寿命に比べて、それぞれ9.6歳、13.0歳短命です。
2008年度から開始された特定健診では、予防の観点から、空腹時血糖値の基準範囲の上限は99mg/dLと低めに設定されています。