今回はLAPについて紹介したいと思います(^-^)
○LAPとは
「ロイシンアミンペプチダーゼ」の略称で、ロイシンです。肝臓や胆のう、膵臓、腎臓、そのほかの臓器・組織に存在します。
○この検査でわかること
肝胆道系組織に障害があると血液中の数値が上昇しますから、それを調べれば、疾患の有無が分かります。
そのほかの組織に異常が起きても、その数値はほとんど上昇しません。また、施術中の経過観察などにも利用されています。
LAPには3つのタイプがあり、それを細かく調べれば、異常の内容推定に役立ちます。
○基準値の範囲
検査施設によって異なりますが、東京慈恵会医科大学付属病院が採用する方法では、35~80U/Lを基準範囲としています。
○ドクターズアドバイス
体の臓器はふつう、動脈によって栄養が運ばれますが、唯一、肝臓は門脈と呼ばれる静脈により栄養を受けています。門脈は主に消化管からの血液が集まってくる血管です。ですから食後少しの間は安静にし、肝臓の血液の流れをよくすることが大切です。