今回はLDHを紹介したいと思います(^-^)
○LDHとは
「乳酸脱水素酵素」のことで、全身の組織に存在し、ブドウ糖のエネルギー転換にかかわっています。
○この検査でわかること
各種臓器の疾患や細胞組織の障害があると、血液中の数値が上昇します。
LDHには5つのタイプがあり、それぞれ異なった臓器・組織に偏在しているので、LDHアイザイム測定によってどこに障害が発生しているかの推定も可能です。
○基準値の範囲
検査施設によって異なりますが、東京慈恵会医科大学付属病院が採用する方法では、130~235U/Lを基準範囲としています。
○要注意と危険な数値
基準範囲の上限超から上限の1.5倍未満までが要注意、それを超えていれば、危険領域に入っていると、おおよその判断をします。なお激しい運動をした後の数日間は、一時的に上昇します。
○関連検査・精密検査
LDHアイソザイムの測定、および当初の診察結果などにより、障害が発生している臓器を推定し、それに緒応じて確定診断のための各種検査が行われます。