今回はγ-GTPについて紹介をしたいと思います(^v^)
○γ-GTPとは
「γ-グルタミルトランスぺプチーゼ」の省略で、たんぱく質分解酵素の一種です。腎臓にもっとも多く分布するほか、膵臓、肝臓にも多く、そのほかの腎臓や血清中の数値が上昇します。
γ-GTPがもっとも多く存在しているのは腎臓ですが、腎機能に障害が起きても、ほとんど上昇しません。
○この検査でわかること
肝臓や胆道に障害があると、血清中の数値が上昇するほか、飲酒で肝臓の細胞に障害が起きても、ほとんど上昇しません。
○基準値の範囲
基準範囲の上限値は、男女とも50U/Lです。女性ホルモンの影響により、一般的に男性に比べて女性は数値の低い人が多いようです。また、飲酒によってγ-GTPが上昇しない場合でも、MCV値の上昇が見られることがあります。
飲酒しない人の場合は、肥満や脂肪肝によって上昇します。
○要注意と危険な数値
男性で100U/L以上、女性で50U/L以上あると危険域にあるといえます。