今回は微生物・寄生虫検査について紹介したいと思います(●^o^●)
病原微生物によって起こされる病気を、「感染症」といいます。ここでは、寄生虫についても触れておきます。
○病原微生物とは
私たちの体に付着、あるいは侵入して病気を引き起こす微生物の総称です。
肺炎や膀胱炎などの原因になる「細菌」、水虫や肺炎などの原因になる「真菌」、トキソプラズマ症やトリコモナス膣炎などの原因になる「原虫」、ヘルペス、上気道炎、肺炎、B型肝炎などの原因になる「ウイルス」の4種類に分けられています。
○微生物検査の方法
感染症が疑われる場合は、その原因菌を検出、特定し、施術や防疫に役立てるためにいくつかの検査が行なわれます。
原因微生物の検出、特定にあたっては、菌の培養を行ない、顕微鏡での確認、生化学的・免疫学的検査などが必要に応じて行なわれます。検体は、想定される微生物により、血液、尿、便、かくたんなど多岐にわたります。
原因微生物が特定された場合は、施術に用いる予定の薬剤が、実際にその菌に対して効果を発揮するかどうかを確認する検査が行なわれることがあります。
○寄生虫検査の方法
寄生虫には、回虫、ぎょう虫、条虫、こう虫、吸虫などの種類があります。寄生虫の大半は、卵や幼虫が食物とともに体内に入り、城虫になって腸などで活動を始めます。
寄生虫検査の代表は、検便で、便中の寄生虫の卵や幼虫を探します。
ぎょう虫の場合は肛門付近で産卵するので、肛門に粘着テープを貼って探取する方法をとります。補助的に血液検査を行なうこともあります。
○陽性か陰性かで判定する
微生物検査も、寄生虫検査も、基本的には陽性か陰性か、つまり検体に存在が確認できたかで判定されます。
陽性と出た場合には、その量の測定や、さらに詳しい検査が実施され、ケースに応じた施術が開始されることになります。