今回はIgEについて紹介したいと思います(^u^)
○IgEとは
「Ig」は免疫グロブリンのことで、「E」はいくつかあるIgのうちの一つのタイプを示しています。
IgEは、体内に侵入した抗原に反応して生まれる抗体です。このIgE抗体をつくりやすい体質を、アレルギー体質、またはアトピー体質と呼んでいます。
○この検査でわかること
IgE値によって、アレルギー反応の有無がわかります。現在起きている病気が、アレルギーによるものであるかどうかを判定できるのです。
IgE検査には、総IgE検査と特異的IgE検査があります。
○基準値の範囲
0~249IU/mLが基準範囲です。
○要注意と危険な数値
基準範囲の上限を超えていれば、陽性と判定されます。
ただし、数値の高さは必ずしもアレルギーの程度の高さを示してはいませんから、数値がどのレベルに達したら危険、というはっきりしたボーダーラインは設けられていません。
○ドクターアドバイス
総IgE値は、小児の間はかなり低く、成人と同様のレベルに達するのは10~15歳だとされています。胎児の時期にはごくわずかで、1~20IU/mL程度です。これを踏まえてさい帯血で検査して、数値が高ければ、将来的にアトピー性疾患を発症する確率が高いことがわかります。