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膠原病について知っておきたいこと|大和高田市 ふれあい鍼灸整骨院

2017.07.08 | Category: 健康のマメ知識

今回は膠原病について紹介したいと思います(^◇^)

膠原病という病名を知っている人は少なくありませんが、どのような病気かということはあまり知られていないようです。

膠原病はこんな病気

細胞と細胞、あるいは細胞と血管は、「結合組織」と呼ばれる組織で結びついています。結合組織には、膠原線維、弾力線維、網状線維などの線維があり、それらが細胞を包み支えています。

膠原病は、その結合組織が自己免疫によって障害を起こす病気です。

以前は膠原病という呼び名が定着したのですが、現在ではないことがわかり、結合組織病とも呼ばれています。

自己免疫は抗原抗体反応の異常から起こる

抗原抗体反応とは、体に害をもたらす物質が侵入してきたときに、体がそれに対抗して起こす反応のことで、免疫反応ともいいます。

この反応は、通常は自分の体の組織を敵と見なして起こることはないですが、なんらかの原因で反応のシステムに異常が生じ、自分の体の組織を攻撃してしまうようになることがあります。それが自己免疫です。

自己免疫は、特定の臓器や組織に対して起こる場合と、いろいろな臓器、組織に対して起こる場合とがあります。

膠原病は全身の結合組織に対して生じる自己免疫性疾患であるために、全身性の病気として出現するのです。

膠原病は疾患のグループ名

膠原病には、全身エリテマトーデスなど、結合組織の異常がもたらす全身性のさまざまな疾患が含まれています。

膠原病という病名は、一つの独立した疾患ではなく、発症の原因が共通するそれらの疾患全体を指したグループ名です。

疾患が広範囲にわたるために、症状も一様ではありませんが、たとえば、関節痛、皮膚の紅班や皮下結節、貧血などが代表的な症状として知られています。

これらの症状はほかの病気でも見られるものなので、そのときの症状だけでは膠原病の判断はつきにくく、ほかの症状を確認したり専門的な検査を実施したりして、診断することが必要です。