今回は腫瘍の検査について紹介したいと思います(^◇^)
腫瘍にはさまざまなタイプがあり、検査方法も組織検査、細胞診検査、画像検査など多岐にわたります。
○腫瘍マーカー検査とは
体のどこかに腫瘍ができると、血液中や排泄物中にたんぱく質や酵素、ホルモンなどの特別な物質が増えてきます。それが腫瘍マーカーです。
所要の種類や発症部位に特有の物質と、そうではないものがあります。それを検出するのが腫瘍マーカー検査で、腫瘍の発生やその種類、進行度などを判断する手がかりになります。ただ、腫瘍マーカーの数値が高いからといって、腫瘍が確実に存在することを示すものではありません。
また、それだけで腫瘍が良性か悪性かの判断はできませんし、どの臓器にがんができたかを特定することもできません。さらに、がんの場合は、初期は、腫瘍マーカー値は以上を示しません。これは、人によってそれらの物質の存在の有無やレベルが異なるうえ、かりに腫瘍ができていたとしても、所要マーカーの出現や産生量が一様であるとはいえないからです。
そのため、腫瘍マーカー検査は、各種検査の補助手段として利用されたり、悪性腫瘍の施術効果の判定に用いられるのが一般的です。
○施術中・施術後の経過観察にも役立つ
腫瘍マーカーは、がんの診断や発見に活用されるとともに、施術中・施術後の経過観察にも役立っています。
腫瘍マーカーの産生量に個人差があるとしても、お客個人にとっては意味のある増減をするからです。たとえば、施術している腫瘍にかかわる腫瘍マーカーを継続的に調べ、それが増加傾向にあれば施術効果が出てきていることを、また、低値の一定レベルで安定するか消失すれば完治したことを、それぞれ判断する手がかりとなるからです。
この検査の結果を得て、必要に応じて確定するための各種検査を実施すればよいのです。腫瘍マーカー検査の多くは簡単に実施でき、その意味でも利用価値が大きいです。