今回は細胞診について紹介したいと思います(^◇^)
○細胞診とは
病変部の細胞を摂取・染色し、顕微鏡で観察する検査です。採取方法は病変部の場所や性格によって、以下のように異なります。
①剥離細胞診…病変部からはがれて痰、尿、乳汁、腹水などに混じった細胞を調べる方法
②擦過細胞診…ブラシや綿棒で病変部をこすり、細胞を採取して調べる方法
③穿刺吸引細胞診…注射針を病変部にさして細胞を吸引採取して調べる方法
④捺印細胞診…摘出した病変部をガラス板に押し付け、細胞を採取して調べる方法
○この検査でわかること
正常な細胞と比較すれば細胞が悪性化しているかどうかがわかります。
○検査結果の判定
細胞診分類によれば、くらすⅠ・Ⅱの場合は陰性です。
○要注意と危険な数値
クラスⅢが擬陽性で、精密検査を行ないます。Ⅳ・Ⅴの場合は悪性の疑いが濃厚になります。
○ドクターズアドバイス
細胞診は、原則として学会の資格認定をうけた検査士が行ないます。検体の標本が数枚つくられ、そこに異常細胞が発見されたときは、やはり学会で資格認定を受けた指導医へと回され、判定が行なわれます。こうした連帯プレーによって、一定のレベルが維持されているのです。