今回は全身の症状と病気 だるい・疲れやすいについて紹介したいと思います!
○症状
無理な運動や労働のあとにくる疲れやだるさは、主に筋肉の疲労によるものです。これは、軽いものなら入浴、睡眠など、十分な休養をとることで回復できる場合がほとんどです。
しかし、原因のはっきりしない疲労感や、何日たってもとれないだるさがあるときは、内蔵疾患など、何らかの病気の初期症状ということも考えられるので、病気で検査を受けたほうがよいでしょう。また、悩みごとや不安感など、精神的なものが原因となって疲れを感じることもあります。
○施術のポイント
施術方法は、この症状の原因や、症状の起きた場所によって違います。たとえば、背中や腰のだるさには、まず首の天柱、背中の身柱、肝ゆ、腰の志室、腎ゆなどの指圧をおこないます。胸腹部のだん中、期門、中カンなども効果があります。
さらに、腕がだるい場合には手の陽池、曲池、合谷、内関などを、足がだるい場合には足の三里、イン門、築ひん、三陰交などを、指圧すると効果的です。また、足の裏のゆう泉をしっかり指圧しながら土踏まずをもむと、全身の疲労がとれます。
○天柱
首のこりと疲れをほぐしぼんやり気分をリフレッシュ
<位置>首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ
<施術>施術者は、お客の頭を後ろから両手で包みこむようにし、親指でツボの指圧を。これによって首のこりがほぐれ、頭と体の血行がよくなる。また、続けて身柱など背中のツボの指圧をすれば、さらに全身のこりとだるさがやわらぐようです。
○足の三里
足の疲れをとるのはもちろん、全身の活力源としても有効
<位置>むこうずねの外側で、膝の下からおよそ指幅3本分くらいのところ
<施術>お客は仰向けに寝た姿勢で、施術者が左右の足をそれぞれ指圧する。お客がじぶんで指圧する場合は椅子に腰かけるとよい。この指圧によって足の疲れがほぐれ、全身のだるさがやわらぐ。症状が慢性的な場合もお灸も効くようです。