今回は2日酔い・乗り物酔いについて紹介したいと思います(^-^)
<症状>
二日酔いとは、お酒の飲みすぎが原因で、頭痛や頭重、吐き気、嘔吐、食欲不振、脱力感などの症状が起こることをいいます。これを防ぐには、飲酒の量に十分注意することが大切です。
一方、乗り物酔いのほうは、乗り物になったときに伝わるからだの振動が、自律神経の一時的な失調をまねき、吐き気や気分の不快感といった症状を引き起こすと考えられています。
<施術ポイント>
二日酔いと乗り物酔いは、それぞれ原因がことなりますが、どちらもまず、不快感や吐き気などの症状をやわらげることが施術のポイントといえます。
頭の百会、首の天柱、風池、完骨の指圧は、二日酔いの頭痛や頭重に効果があり、乗り物酔いの場合には、酔いによる心の同様をしずめるのに効果的です。吐き気や胸のむかつきには、腹部の鳩尾から期門、天枢にかけて、背中のけつ陰ゆからkんゆ、腎ゆにかけて各ツボの指圧を行います。えい風、足の築ひん、地機などを、親指でしっかり指圧すると効果があります。
<施術のすすめ方>
○百会
二日酔いの頭痛・頭重乗り物酔いの気分の同様をおさえる
<位置>両耳をまっすぐあがった線と、眉間の中心から上がった線が交差する、頭のてっぺん。
<施術>
施術者はお客の頭を両手でかかえ込み、左右の親指でゆっくりと静かにツボを指圧する。二日酔いの頭痛・頭重をsっきりさせるのに効果が高く、また、乗り物酔いの場合の気分の動揺もやわらげるようです。
○きょう陰
平衡感覚に関係のあるツボ 乗り物酔いの症状によく効く
<位置>
側頭部で、両耳のすぐ後ろ
<施術>
左右のツボを指で強めに押す。このときお客は上半身をまっすぐに起こした姿勢をとる。続けてえい風・完骨などの指圧もおこなうとより効果的。これらは平衡感覚に関係するツボで、乗り物の動きによって内耳のリンパ駅の循環が影響を受けて起こる乗り物酔いにはとくに効果がある。
○肝ゆ
気分の悪さ・吐き気・胸のむかつきをやわらげる
<位置>
背中の上下真ん中より少し上、背骨をはさんだ両側のあたり。
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを親指で同時にやや力をこめて押す。背中の緊張をほぐし、内蔵、とくに肝臓の機能を高める。脾ゆ・胃ゆの指圧と合わせて、吐き気や胸のむかつきをやわらげるようです。
○期門
息苦しいさをやわらげ吐き気・嘔吐にも効果
<位置>
地首のましたで、第9肋骨の内側のあたり
<施術>施術者は、仰向けにねたお客の肋骨の下の方を両手でおおうようにし、その親指でツボを押さえる。これは、息苦しさをやわらげるのに効果がある。吐き気や嘔吐があるときは、さらに周辺の腹部のツボの指圧とマッサージを加えるとよい。