今回は、首・肩のこりの痛みについて紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
首筋から肩先や肩甲骨の周辺が重苦しく感じたり、かたくこわばってきたり、ときには鋭い痛みを感じます。これら首・肩のこりは、筋肉と疲労から起こるものです。腕や肩を使った長時間の作業、根をつめた仕事、不自然な姿勢、目の疲れ、内蔵関係の不調、精神的ストレスなど、その原因はさまざまです。
<施術のポイント>
まずは首と肩を蒸しタオルなどでよく温め、筋肉の緊張をほぐします。首のこりと痛みには、天柱、風池の指圧がよく効きます。横首が痛む場合はえい風から気舎にかけてのマッサージが効果的です。肩のこりと痛みをやわらげるには、肩井から曲垣など肩甲骨周囲の指圧とマッサージをおこないます。また、背中のけつ陰ゆも全身の血行をよくし、筋肉をほぐす効果があるので、忘れずに指圧します。
全身の重だるさがあるときは、背中と腰の指圧も加えます。胃腸の調子が悪く、慢性的にかたから背中がこっている場合は、腹部のツボの周辺をやさしくマッサージすとよいでしょう。
<施術すすめ方>
○天柱
首のこりをほぐすときはまずここを指圧して首の緊張をほぐす
<位置>
首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ
<施術>
お客の頭を手のひらで包むようにして、親指でこねるようにツボをもみ押す。首のこりをほぐすのに効果的なツボ。首の後ろの2本の太い筋肉沿いにマッサージをおこなうと、さらに効果があがるようです。
○肩井
肩こりの施術に最もよく用いられる 非常に効果のあるツボ
<位置>
首の後ろの根もとと肩先の中間のところ
<施術>
施術者はお客の後ろにまわり、お客の肩を手のひらでつかむようにしてツボに親指を当て、もむように押す。いくつかある肩こりをやわらげるツボのうちでは、これが最もよく用いられ、最も効果がある。首や肩甲骨も含めた肩こりマッサージをおこなうと、より効果的です。
○えい風
横首のこわばりがあるときはここを施術の起点にする
<位置>
耳たぶの後ろのくぼんだところ
<施術>
指先で耳たぶの後ろをくり返し押す。横首の筋肉がこわばっているときは、その根もとに近いえい風と天ようのあたりを起点に、のどもとの気舎のあたりまで、筋肉に沿って軽くさするといいそうです。