今回はももの肉離れについて紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
肉離れは、運動中など、急に筋肉が強い力で引き伸ばされたときに起こります。発症はまったく突然で、患部が激しく痛み、腫れや内出血がみられることがあります。
<施術のポイント>
発症後すぐなら、患部をひやすなどの応急処置をとります。30分間冷やしたら止めて患部に体温が戻るのを待ち、またしばらくして冷やすといった冷却法をとり、冷やしすぎないように注意します。ツボ療法では、委陽、陰谷のほか、肉離れの起きた場所がももの全面で股関節に近づければ伏兎、膝に近づければ梁丘、ももの内側なら血海、後ろ側なら承扶といん門などを中心に刺激します。最近は、専門医のもとで電気刺激による施術がよく用いられます。指圧とマッサージも効果がありますが、発症後まもなくは控えたほうがよういでしょう。
<施術のポイント>
○承扶
太ももの後ろに症状があるとき、ここから施術をスポーツする
<位置>
お尻の下の、足のつけ根の中央あたり
<施術>
お客をうつ伏せに寝かせて施術するときは、ここの指圧とマッサージからスタートする。親指でしっかり押す太ももの後ろ側の症状によく効く。肉離れが太ももの内側におきたら箕門・血海、外側に起きたら伏兎・梁丘などを用いると効果的です。
○陰谷
膝に力がつき太ももがしっかりする
<位置>
膝の後ろ中央のふくらみの、親指側のへり
<施術>
肉離れの激しい痛みがおさまったら、うつ伏せに寝たお客の膝側を親指で指圧する。痛みのあとは力が抜けて足もとがふらつくが、この指圧によって膝に力がつき、太ももをしっかり支えられるようになるようです。
○委陽
太ももの後ろのひきつれた筋肉の症状を緩和する
<位置>
膝の後ろ中央のふくらみの、小指側寄りのへり
<施術>
肉離れの激しい痛みがおさまったら、うつぶせに寝たお客の膝裏側を親指で指圧する。これは、太もものうしろ側の肉離れのために、このツボのあたりまでひきつれてしまった筋肉の症状をやわらげるのに効果的です。