今回は、イライラ・ヒステリーについて紹介したいと思います(^-^)
<症状>
イライラすると、気分が落ち着かずそわそわして、ときにはからだを小刻みに動かしたり、動悸、冷や汗などをともないます。不満や感情の抑圧があればだれにでもみられますが、あまりひんぱんだとからだの不調をまねきかねません。
一方、ヒステリーは、感情の抑圧が強く、不満が内向し、しれに自分自身が耐えきれなくなったときに、体の痛み、けいれん、まひなど、さまざまな心身の症状となってあらわれるものです。
<施術のポイント>
首、肩、背中の各ツボを指圧し、全体をよくマッサージして緊張をほぐします。とくにけつ陰ゆ、心ゆなどは心身の症状に効果があるので丹念にもみ押しましょう。胸のだん中と腹部の各ツボも体調を整えるために指圧とマッサージを併用します。精神安定と活力増進には手の神門、頭の百会、足の各ツボをもむと効果的です。
<施術のすすめ方>
○神門
イライラや気分の同様をしずめ、胸苦しさをやわらげる
<位置>
手首の関節の小指寄りの端
<施術>
親指で強めの刺激を加えると、不安感からドキドキ、イライラしたり、なんとなく落ち着かない気分になったりした場合に、それをしずめる効果がある。精神的負担がある場合の胸くるしさもやわらげてくれる。
○だん中
呼吸器と循環器の機能を整え、気分の高場からくる胸苦しさと呼吸困難に効果的
<位置>
左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中のところ
<施術>
施術者は仰向けに寝たお客の胸の上に指先をそろえて両手を重ね、静かに指圧する。この指圧によって呼吸器と循環器の機能を整え、気分の高場から苦しさ、呼吸困難などといった症状をやわらげる。お客が自分で深呼吸しながら静かに胸全体をなでると、さらに落ち着くようです。
○けつ陰ゆ
精神的苦痛や息苦しさをやわらげる
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。精神的苦痛や息苦しさをやわらげる効果があり、このツボも含めて背中の各ツボの指圧は、全身リラックスさせるのによい。