今回は、冷え症について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
女性に多いといわれる冷え症では、とくに腰や手足だけに強い冷えを感じるケースが目立ち、ときには頭痛部の張りと痛みなどをともないます。健康な人にもよくみられる症状ですが、更年期障害のためにひどくなることもあります。若い女性の場合は冷え症がひどい子どもができにくくなるということもあります。また、婦人科系の病気が原因で起こることもあります。
<施術のポイント>
腰に虫タオルをのせたり温湿布をして温める、あるいは手足などをよくもんで血行をよくする、熱足浴をするなど、こまめに家庭療法をおこないます。ツボ療法ではからだの保温に気を配りながら、背中や腰の次りょう、足の三陰交などといった各ツボをもみおします。腰から足への血行促進には衝門、気衝が効果的です。腹部に針と痛みがあれば、天枢などおへそのまわりのツボをさするようにします。
<施術のすすめ方>
○三陰交
冷え症の施術に欠かせないツボ下腹部の張りもやわらげる
<位置>
足の内くるぶしから指幅3本分ほど上がったところ
<施術>
施術者は、お客のツボの位置に親指を当て、お客のすねをてのひらで包むようにして親指に力をこめる。冷え症の施術に欠かせないツボで、この刺激が冷えをおさえ、下腹部の張りや突っ張るような不快感をやわらげてくれるようです。
○気衝
押したりはなしたりをくり返し、足の血行を促進する
<位置>
足のつけ根の鼠径溝の中央部と性器の中間
<施術>
指先をそろえて数秒間しっかり押し続けて、パッと話すという動作を繰り返す。これによって、足をめぐる血液の循環が促進され、冷えがやわらぐ。鼠径溝の中央にある衝門も同様に用いて効果がある。
○次りょう
腰をめぐる血行をよくし冷えをやわらげる
<位置>
臀部の平らな骨にある上から2番目のくぼみの中
<施術>
施術者はお客の腰に両手を当て、親指でツボを押す。このツボを中心に腰の各ツボをゆっくりもみほぐすと腰の緊張がほぐれて血行がよくなり、冷えがやわらぐようです。