今回も引き続き狭心症や心筋梗塞について書いていきたいと思います(∩´∀`)∩
【日常生活と運動の強度の目安】
狭心症や心筋梗塞がある人は、心臓に負担をかける身体活動・運動は制限せざるを
えなくなります!
自分の現在の心臓機能や症状に合った運動メニューを主治医に処方してもらいましょう!
医師は運動強度(単位METs)によって処方します!
METSとは、身体活動の強さを表す単位で、安静に座った状態での酸素摂取量を体重
あたりで補正したものが「1METS」です!
ある運動がこの安静時の何倍の酸素摂取量を必要とするかが強さの目安となります!
そして、運動負荷試験で何METSまでできるかを検討して運動強度を制限します(∩´∀`)∩
METSの数値がおおきくなるほど心臓への負担が増加します!
運動負荷試験により、医師からどの程度の運動までが可能なのかを決めてもらうことが大切です!
今回は心臓の動きの仕組みについて書きます。
心臓の収縮・拡張は、ドックンドックンという脈拍で感じられます。
この脈拍は、洞房結節から発信される電気的な刺激(電気信号)が
心筋に伝えられる事で維持されています。脈拍は頚部や手首など、
皮下の浅い動脈で触れることができます。
安静で横になっている状態(臥位)での成人の脈拍は、1分間に
45~85です。44以下では徐脈が、86以上の場合は頻脈が疑われます。
<血管造影検査>
血管造影検査とは、動脈あるいは静脈にカテーテルと呼ばれる細い管をいれて造影剤を注入して、血管をX線によって映し出す検査です☆
検査は大腿部、あるいは肘部などの血管に針を刺し、この針からカテーテルを差し込んで行います。
脳や心臓などの血管病変やがんの診断のために行う精密検査の一つで、一般には入院をして行います♪
この検査でわかることは、大動脈解離、血栓の有無や血管の狭窄などの異常がわかります。
異常の現われ方は、造影剤を注入すると血管内をまたたく間に流れ、鮮明な画像としてX線写真に映し出され、血管に閉塞があると、そこから先は造影剤が行き渡らX線写真に映りません。
この検査では、血管病変の診断の他に、施術を行う事もあります!!
動脈硬化による狭窄病変では、カテーテルを通して血栓傭血溶解剤を注入したり、狭窄を広げる処置をしたりすることがあります。
がんの場合は、抗がん剤の注入が行なわれます。
血圧とは、心臓から出た血液が血管の内壁に与えるHg圧力をいいます。
もっとも高くなった時の圧力が収縮期血圧(最高血圧)、もっとも低くなったときの血圧(最低血圧)で、血圧値は両者から判断します。
この検査でわかることは血圧値によって心臓のポンプ機能が正常かどうか、末梢血管の抵抗性の度合い、血管壁の弾力度などが推定できます。
基準値の範囲
収縮期血圧100~129mmHg,拡張期血圧50~84mmHgが基準範囲です。
要注意と危険な数値
基準範囲の上限を超えると高血圧、下限を下回ると低血圧と診断されます。収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上になると、血圧を下げるための生活指導や薬物療法が行なわれます。
血圧は、緊張や興奮、ストレスなどによって高めにでます。
今回はよく耳ににするエコノミー症候群について書きたいと思います(^-^)
飛行機で長時間の移動をした直後、空港に降り立ったころに突然倒れてしまう事から、よく知られるようになった病気で、空港機の一般座席である「エコノミークラス」に由来した病名ですが、エコノミークラスに限って起こることではありません。
飛行機以外にバスや列車、船などの交通機関を利用した人にも発症が見られたりします☆
主な原因は深部静脈に生じる血栓
長時間にわたり,上向きの寝た姿勢や、座った状態で水分の補給が少ないと、足の血液の流れが悪くなり、静脈の中に血の塊(静脈血栓)ができることがあります。この静脈血栓は、歩行などをきっかけに脚の血管から離れ、血液の流れに乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまいます。正式には「急性肺血栓塞栓症」という病名となります。
急性肺血栓塞栓症の症状の出方は、どの程度の大きさの静脈血栓が飛んできたかたかによります。
比較的小さい血栓の場合はまったく無症状のことも多いといわれています。
発症を防ぐには運動と水分補給
長時間座り続ける場合は、エコノミークラス症候群を予防するために、次のようなことを心がけましょう☆
○こまめに足を動かすなどして、下半身の血流をよくしましょう。
○飲み物を十分にとり、脱水を防ぎましょう。
○ゆったりとした、体を締め付けない衣類を着ましょう。
○脱水を助長する程度の飲酒を避けましょう。
なお、40歳以上の肥満者の場合は、深部静脈血栓症をおこしやすいので注意が必要です。
今回は血圧について書いていきたいと思います!!
心臓から勢いよく血液が動脈内に流れ出ると、血管の壁に圧力がかかることを「血圧」といいます☆
血管が細くなったり、弾力性がなくなると血圧が上がる
血圧は、心臓の働きや血管の状態を表しています。末梢血管の抵抗力が高まったり、血管が弾力性を失っていれば、高血圧として反映されます。
また、血圧はさがり、ひどい場合はショック状態になります。
このように、血圧は命の源である心臓や、血液を運ぶ血管の状態をわかりやすく示す大事な指標なのです。
血圧を生み出すのは心臓のポンプ機能で、胸に手を当てたときドキドキと感じる拍動は血液を押し出す力です。
血圧値で心配なのは高血圧、生活習慣病のリスクが拡大
血圧で注意を要するのは、低血圧より高血圧です。
高血圧は動脈硬化を促進させ、動脈硬化になると、なおさら血圧を高めることになります。この悪循環を断ち切る為には、血圧を下げることしかありません。
血圧値は、変動しやすいため定期的な検査が必要で、自律神経によってコントロールされる面があり、精神的な影響を受けやすいのです。
普段の血圧は正常なのに、医師や看護師の姿を見ただけで血圧があがったりする「白衣高血圧」になったり、ストレスや睡眠不足などによっても血圧は変動します。
二次性高血圧
本態性高血圧に対し、体内の異常や病気が原因で血圧が高くなる場合を「二次性高血圧」といいます。
20~30代の若さで常時血圧が高かったり、中高年、あるいは高齢になって突然血圧が高くなったときは二次性高血圧が疑われます。二次性高血圧症かどうかは、必要な検査をうけなければなりません。
「二次性高血圧の兆候」
①20~30歳代の若さで高血圧を発症
②高血圧の家族歴がないのに発症
③肥満や塩分の過剰摂取、飲酒や喫煙の習慣がないのに血圧が高い
④頭痛、発汗、顔面蒼白などをともない、発作的に血圧が上がる
⑤薬によって高血圧の施術をしているが、効果がない。
二次性高血圧は、検査で血圧を上げる原因を特定し、施術すれば治る病気です。本態性高血圧と区別するためにも早めに検査を受けてください。
原因の多くは腎臓の病気や腎臓機能低下
二次性高血圧の原因として考えられるのは、主に腎臓の病気です。腎性高血圧、腎血管性高血圧などがそれです。
腎性高血圧は、慢性腎炎や急性糸球体腎炎などが原因で起こります。腎血管性高血圧は、腎臓の動脈に狭窄があるために起こる病気で、腎臓の動脈硬化や腎臓の血管組織の肥厚などによって起きます。この場合は、その原因に対する施術が必要です。
なお、血圧を上げるようなホルモンを産生する腫瘍が原因で二次的に高血圧が起こることもあります。この場合は、腫瘍が原因で二次的に高血圧が起こることもあります。この場合は、腫瘍を突き止めて外科的な手術を行なうこともあります☆