今回はブドウ糖負荷試験について紹介したいと思います(^u^)
○ブドウ糖負荷試験とは
血糖値はつねに変動しているので、1回の血糖測定で異常値がでても、すぐに糖尿病と診断することはできません。
そこで、空腹時の血糖値を調べるとともに、一定量のブドウ糖水溶液かそれtp同等の液を飲み、その結果、血糖値がどのように推移するかを見て、より正しい判定をしようというのがブドウ糖負荷試験です。
○この検査でわかること
血糖値の推移のパターンを見て、糖尿病か、否か、糖尿病だとすればどの程度か判断されます。すでに糖尿病と診断されている場合には実施しません。
○基準値の範囲
空腹時と食後2時間値から判定します。
○ドクターズアドバイス
糖尿病の検査で「糖尿病とはいえませんが、境界型ですね」と診断されると、「まだ大丈夫」と安心していまう人がいますが、それは誤りです。
境界型を放置していると、糖尿病の人と同様に動脈硬化が進んでしまうからです。
未病のうちに生活改善をすることが必要です。
今回はHbA1cについて紹介紹介したいと思います(^-^)
○HbA1cとは
血液中のブドウ糖と赤血球のHb(ヘモグロビン)が結合したもので、血液中のブドウ糖が多くなるほど高値になります。
○この検査でわかること
Hbの寿命は約3カ月であるため、HbにふくまれるHbA1cを調べれば、その約半分にあたる過去1~2か月の血糖の平均的な状態をしることができます。
○基準値の範囲
NGSP4.7~5.5%が基準範囲です。血糖検査は食事に影響されますが、HbA1cは食事の影響は受けません。
HbA1cは、主に糖尿病になった人の血糖コントロール状態を見るために使用されます。
○要注意と危険な数値
NGSP6.5%以上で、空腹時血糖値が126mg/dL以上であれば糖尿病と判断します。
○ドクターズアドバイス
とくに境界型と診断されている人に多いのですが、糖尿病といわれるのがいやで、血糖検査前の数日だけ食事量を減らしたり運動したりして、血糖値をさげる”努力”をする人がいます。しかし、HbA1cを調べれば病態はわかりますから、その”努力”は無意味です。
今回は糖尿病の合併症について紹介したいと思います(^◇^)
血糖値が高い状態が続くと、全身の至るところに弊害が生じてきます。その多くは、日常生活に重大な影響を及ぼすおそれがあります。
○コントロール基準
糖尿病の合併症を予防するには、糖尿病をよりよい状態にもっていき、持続させることです。糖尿病コントロールの指標と評価は、
HbA1c 6.0未満 血糖正常化を目指す際の目標
7.0未満 合併症予防のための目標
8.0未満 施術強化が困難な際の目標
○糖尿病特有の三大合併症とは
糖尿病がこわいのは、血管を傷つけるからです。とくに毛細血管を傷つけるのが糖尿病の特徴で、その結果として糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症になりやすく、いろいろな病気が合併してきます。
三大合併症のうち、もっとも早く現われるのは、糖尿病神経障害です。自律神経にも末梢神経障害にも障害が現われます。
網膜症は、目の奥の網膜の毛細血管が破れて眼底出血を起こし、硝子体出血や網膜剥離に至るものです。その結果、失明してしまうことが少なからずあります。
腎臓の毛細血管に障害が生じると、ろ過機能が低下し、有害物質が体内にたまるようになり、これが糖尿病腎症です。
このために、毎年新たに12000人が1週間に3日、4時間の人工透析を余儀なくされるようになります。人工透析療法の費用は高価で、1人当たり年間約500万円が必要となります。ただし、国がある程度補助をしてくれます。
○糖尿病を放置していると複数の合併症に悩まされる
糖尿病の合併症は全身に及びます。たとえば、足の壊疽は、小さな傷でも抵抗力が衰えているために化膿し、痛みを感じにくくなっているために十分な施術もされないままになり、どんどん悪化していきます。
このように、糖尿病によるいろいろな障害が重なって進行していきます。
合併症のすべてが同時に起こるわけではありませんが、糖尿病が放置されていればいるほど、多くの合併症に悩まされることになります。
今回は血糖値をコントロールする5つのポイントを紹介したいと思います(^◇^)
血糖値は、日常生活のし方で、想像以上にコントロールできるものです。しかも、対応が早ければ早いほど、コントロールはたやすくなります。合併症の嵐に見舞われる前に、適切に対応しましょう(^-^)
食習慣を改善する
糖尿病の施術は、食事療法と運動療法を基本にして進めます。このうちでもっとも大切なのは食事療法です。食事の習慣の異常を改善しなければ、糖尿病の施術は成功しません。
食事療法の基本は、食事の量を適正にすること、栄養のバランスに気をつけること、摂取時刻にむらがないようにすることの3点です。肥満があればそれを解消することが、血糖値を正常化するために重要です。
運動する習慣をつける
糖尿病の施術に役立つ運動では、これまでは歩数に力点がおかされてきました。近年、速歩きとゆっくり歩きを数分間で交互に繰り返す「インターバル速歩」が、2型糖尿病なお生活習慣病のリスクの高い中高年も効果的に行える運動法として注目されています。
(1)散歩するときと同じくらいの会話ができるくらいの普通の速度で、3分間歩く。
(2)次に、「きつい」と感じる程度の速歩を3分間行なう。足を大きく開き、腕を勢いよく後ろに振り、息が上がるほど速度である
(3)(1)と(2)を交互に繰り返す。
3 感染症に注意する
かぜなどの感染症は、血糖値を不安定にするおそれがあります。血糖のコントロールがうまくいっていない人ほど抵抗力が低く、しかも治りにくいという傾向があります。
とくに高齢者が急上昇し、脱水症状が高じて昏睡に至るおそれがありますから、必要です。
精神的なストレスを減らす
精神的なストレスがきっかけとなって、糖尿病が発症するケースが少なくありません。当然、血糖値を不安定にする要素にもあります。
なかなか難しいことですが、努めて心の緊張をほぐすようにしましょう。
規則正しい生活を心がける
起床・就寝時刻と食事時刻を決めて、それをできるだけ守るようにすると、おのずと生活全体が規則正しくなっていきます。
加えて、1日の生活の中で運動時間とリラックスタイムを決めることができれば、申しぶんありません。