今回は小児ぜんそくについて紹介したいと思います(^-^)
<症状>
発作的にせきが出て呼吸がくるしくなり、ゼイゼイ、ヒューヒューとのどが鳴るなどが主な症状です。アレルギー体質の子供や、かぜをひきやすくなおりにくい虚弱体質の子供に多くみられます
<施術ポイント>
ぜんそく発作のときは、首の天柱、手の孔最やきょう白をもみ押すとせきがおさまってきます。手をお湯で温めるだけでも効果があります。アレルギー体質なら首のつけ根の大椎に刺激を与えるのもよいでしょう。さらに、のどの人迎、天突、胸の上方の中府、背中の肺ゆ、腰の腎ゆなどを軽く押さえると効果的です。
指圧やマッサージも効きますが、根気よくお灸をすえるとさらに効果があがります。ただし、子供のお灸は熱くない方法を選ぶなど、十分注意しておこないましょう。
<施術のすすめ方>
○中府
長引くせきをしずめ息苦しさをやわらげる
<位置>
鎖骨の下で、第2肋骨の外側と肩の関節の間のくぼみ
<施術>
施術者は、仰向けに寝かせた子供の両肩をつかむようにして、親指でやさしくもみほぐす。呼吸器系の症状に効果があり、ひどいせきや息苦しいさをやわらげる。手の孔最もあわせて用いるとさらに効果的です。
○天突
気道をゆるめてせきをしずめるツボ苦しくないように注意して指圧する
<位置>
胸骨の上端にあたる、差湯の鎖骨の間のくぼみ
<施術>
のどもとから胸骨の方へ指で軽く押しこむように指圧する。くれぐれも、子供が苦しくならないように力を加減すること。これによって気道がゆるみ、せきをしずめることができるようです。
○肺ゆ
背中の緊張をほぐし、呼吸器系の症状に効くツボ
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり
<施術>
施術者はうつぶせに寝た子供の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時に軽く押す。これは、背中の緊張をほぐして呼吸器の機能を整える効果があり、前側による呼吸困難・胸苦しさなどをやわらげるようです。
今回は、夜盲症について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
夜盲症とは就寝後のおもらし、おねしょのことです。3~4歳を過ぎても、いつまでもおねしょの場合は、精神的なものが原因となっていることが多いようです。
また、夜尿症の子供の冷え症の一種ということもできます。
<施術のポイント>
寝る前には水分を控え、たとえおもらししても、むやみに叱りつけたりしないように気をつけます。ツボ療法では腹部の関元、水分、中極、腰の腎ゆ、膀胱ゆなどを中心に各ツボを刺激します。指圧もよいですが、この場合、お灸がとくに効果的です。ただし、小さな子供ですから、市販の温灸を使用したり、熱くあいお灸をするようにします。そのほか、百会、肩井などの刺激は全身の機能を整え、足の各ツボは冷えに効きます。
<施術のすすめ方>
○腎ゆ
お尻へめぐる血行をよくし、夜盲症の子供に多くみられる腰から下の部分の冷えをやわらげる
<位置>
いちばん下の肋骨の先端と同じ高さのところで、背骨をはさんだ両側
<施術>
施術者は子供の腰に両手を当て、親指でやさしくツボを押す。夜盲症の子供は腰から下が冷えている場合が多いが、このツボと近くの志室をゆっくりもみほぐすと腰の緊張がほぐれて血行がよくなり、冷えがやわらぐ
○水分
からだの水分を調節する大切なツボ、子供の場合はやさしく刺激する
<位置>
からだの水分をコントロールするツボ。両手の人差し指・中指・薬指をそろえ、子供の腹部の脂肪がごく軽くへこむ程度に指圧するようにとくに注意する。中極関元などとともにお灸をするのも効果的です。
○膀胱ゆ
泌尿器系の症状によく効き夜尿症にも効果的です。
<位置>
臀部の平らな骨<仙骨>にある上から2番目のくぼみの指幅1本分ほど外側
<施術>
施術者はうつ伏せに寝かせた子供の腰に両手のひらをつき、お尻をかかえるようにして左右のツボを親指でやさしく押す。泌尿器系の施術にかかせないツボで、夜尿症にも効果がある。腰全体を軽くマッサージするとさらによい